東京電力の平均年収は681万！就職してはいけない？勝ち組？就職難易度や離職率など就活情報を解説

この記事では東京電力ホールディングス株式会社（TEPCO）の平均年収や就職難易度、離職率、採用大学ランキングなど新卒採用の内定を取るための情報や、就活対策を解説していきたいと思います。

東京電力に就職してはいけないのと言われる理由や採用大学ランキングなど、これから東京電力への就活を考える学生は是非参考にしていただけると嬉しいです。

また東京電力のインターンシップの優遇などはこちらの記事を参考にしてください。⇒東京電力のインターンシップ夏や冬の優遇や早期選考！倍率など解説

それでは東京電力について解説していきます。

東京電力の平均年収は681万！新卒20代は？

先ずは東京電力の平均年収ですが、enエンゲージに掲載されている情報によると、681万円です。解答者は99人という事で多くはありませんが、実際に東京電力で働いている人達の数字なので信憑性があります。では次に東京電力の職種別の平均年収を見てみましょう。

東京電力の職種別平均年収

職種	平均年収
営業系 （営業、MR、営業企画 他）	520万円（平均年齢40.4歳）
企画・事務・管理系 （経営企画、広報、人事、事務 他）	856万円（平均年齢42.7歳）
電気・電子・機械系エンジニア （電子・回路・機械設計 他）	671万円（平均年齢37.3歳）
建築・土木系エンジニア （建築、設計、施工管理 他）	573万円（平均年齢34.3歳）

このようになっております。やはり経営企画、広報、人事などが年齢を考えても平均年収は高いですね。逆に年齢も見て考えると営業系の年収が少し寂しくも感じます。それでは次は年齢別です。

東京電力の年齢別平均・最高年収

年齢	平均年収	最高年収	回答人数
25~29歳	481万円	650万円	26人
30~34歳	623万円	820万円	18人
35~39歳	687万円	1080万円	15人
40~44歳	727万円	900万円	6人
45~49歳	1027万円	1200万円	6人
50~54歳	728万円	1050万円	9人
55~59歳	1052万円	1500万円	9人
60歳以上	920万円	1500万円	5人

年齢別に見ると、新卒で入社して初年度は無理にしても、20代のうちに得られる平均年収は481万円です。そして20代の最高年収は650万円です。20代で650万円と考えると良いですよね。

しかし、年収を押し上げているのは単純な月給だけでなく、残業代も含まれているという事は頭に入れておきましょう。残業代が出ないブラック企業とは違い、残業代がしっかり支給されるのはありがたいですが、残業はもちろんあります。ちなみに東京電力の月の残業時間は平均23.4時間です。ほぼ毎日1時間程度の残業があるような計算ですね。

また新卒の初任給は修士：249,500円で、大卒は225,700円です。

東京電力に就職してはいけない？勝ち組になれない？

結論から言うと、就職してはいけないと言われてるのは、やはり震災の影響や原発の事などで周りから良い顔をされない可能性があるから・・・というのが大きいと思います。

しかし、ネガティブな意見というのは個人の主観なので、全員がそう思っているわけではない・・・というのは念頭に置いておきましょう。

東京電力に就職したらもう勝ち組確定という印象も震災まではあったと思いますが、震災で一気に風向きが代わり、電力自由化などもあり、東京電力は少し肩身が狭い思いをしているかもしれません。

しかし、電力自由化で色々な企業が電力に参入しましたが、入り口で低コストを謳っていましたが、今では値上げ値上げで、結局東京電力に戻す・・・という風潮も出てきているので、長い目で見るとやはり東京電力は強い印象です。

東京電力に就職したって勝ち組になれない・・・そんな事はないです。しかし、東京電力に就職するのも不安要素がある事は間違いないです。

なので東京電力への就職を考えている学生は他の企業への併願も考えておきましょう。

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東京電力の就職難易度、離職率について

東京電力の就職難易度ですが、東洋経済オンラインが発表している「入社が難しい有名企業ランキングトップ200社」には入っていないため、そこまで難易度が高いわけではありません。しかし、これは性別にもよります。

マイナビが発表している過去3年の採用実績を見てみると、それが顕著に出ています。

	男性	女性	合計
2023年	337名	66名	403名
2022年	280名	59名	339名
2021年	311名	76名	387名

このようになっています。上記の表を見るだけだと女性の採用人数は男性の採用人数と比べてかなり少ないです。だからと言って女性の方が就職難易度が高いのか、差別なのか・・・というとそうとも言い切れません。

それは何故かというと、そもそも男性と女性がどれくらいの割り合いで東京電力にエントリーしているかが分からないからです。単純に男性の方が女性よりも数倍多くの人がエントリーしているという事も考えられます。それでもそういった具体的な数字は明かされていないので、真実は知る由もないですが、女性の方が遥かに採用されている人数が少ないのというのは上記のように表されています。

東京電力の就職難易度は文系・理系でも異なる

東京電力の採用者を見ていると、圧倒的に多いのは理系です。とくに男性は2倍近くの数字で理系が多く採用されています。就職四季報に掲載されている数字を表にしてみます。

	大卒男性		大卒女性		修士男性		修士女性
年	文系	理系	文系	理系	文系	理系	文系	理系
2022	23人	85人	25人	16人	6人	146人	2人	14人
2023	54人	103人	27人	10人	6人	136人	2人	15人
2024	74人	125人	44人	21人	0人	163人	2人	15人

これを見る限り、文系の就職難易度はかなり高いと言えます。圧倒的に理系の方が採用されているので、文系の学生は予めこういった現実を理解して就活を行いましょう。

東京電力の離職率

東京電力の離職率は、1.7％です。3年後、新卒定着率は94.8％（男性95.0％、女性93.7％）となっています。

こう見てみると3年後離職率は5.2％なので悪くないと思います。もちろんもっと離職率が低い企業も多いですが、それでも5.2％はそこまで悪くないです。

それでは東京電力の就職難易度を測るうえで、参考になるであろう採用大学を紹介していきます。

東京電力の採用大学ランキング

それではここからは東京電力の採用大学ランキングを紹介していきます。文理を別けたランキングになるので参考までにご確認ください。先ずは文系から紹介します。

文系採用大学順位	人数	大学名
1位	9名	同大、明大、早大
2位	8名	慶応
3位	6名	立命館大

続いて理系の採用大学院です。

理系採用大学院順位	人数	大学名
1位	10名	日大
2位	9名	東工大
3位	8名	東理大、新潟大
4位	7名	長岡技科大、東京都市大、早大、東大、北大
5位	6名	東北大、宇都宮大、千葉大

通いて理系の採用大学です。

理系採用大学順位	人数	大学名
1位	20名	日大
2位	11名	東海大
3位	6名	工学院大

となっています。理系の大学院からの採用が幅広い事が分かりますね。採用大学を全体で見ると以下のようになります。

＜大学院＞
東京大学、東京工業大学、大阪大学、京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、名古屋工業大学、九州大学、九州工業大学、横浜国立大学、工学院大学、福島大学、福井大学、福井工業大学、学習院大学、秋田大学、弘前大学、日本大学、熊本大学、神戸大学、金沢大学、岩手大学、東京都市大学、芝浦工業大学、法政大学、中央大学、青山学院大学、新潟大学、長岡技術科学大学、信州大学、静岡大学、山梨大学、千葉大学、埼玉大学、茨城大学、群馬大学、宇都宮大学、東京農工大学、電気通信大学、筑波大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学、上智大学、同志社大学、立命館大学
＜大学＞
東海大学、東京大学、東京工科大学、東京工業大学、東京電機大学、東京都市大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、秋田大学、岩手大学、宇都宮大学、大阪大学、鹿児島大学、神奈川大学、金沢大学、関西大学、九州大学、京都大学、近畿大学、熊本大学、群馬大学、工学院大学、神戸大学、埼玉大学、佐賀大学、芝浦工業大学、信州大学、上智大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、長岡技術科学大学、名古屋大学、新潟大学、日本大学、日本工業大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、早稲田大学

このような採用大学、大学院となっています。これらの採用大学ランキングを見ると、就職難易度は文系は高く、理系は普通から高めである事が分かりますね。

【就活】東京電力の平均年収は681万！就職してはいけない？就職難易度、離職率まとめ

東京電力の平均年収や就職してはいけないと言われる理由、就職難易度などは参考になりましたでしょうか。

東京電力は数年前までは色々と言われてきましたが、今ではだいぶ落ち着いてきていると思います。東京電力は電力の最大手でもありますし、平均年齢は男女ともに43歳から45歳という事を考えると、新卒などの若いうちから働き、定年までずっと働ける職場であるとも言えます。

長い目で見た時にこれくらいの平均年齢の企業が一番長く働きやすいかもしれません。それでは東京電力をはじめ、希望する職種の内定が取れるように就活生は頑張っていきましょう。

会社名	東京電力ホールディングス株式会社
英訳名	Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.
本社所在地	〒100-8560　東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 TEL：03-6373-1111 (代表)
代表者	代表執行役社長　小早川 智明役員一覧
設立年月日	1951年5月1日 （2016年4月1日 商号変更）
資本金	1兆4,009億円
株主数	670,679 （2022年度）
売上高（連結）	7兆7,986億円 （2022年度）
経常損益（連結）	△2,853億円 （2022年度）
親会社株主に帰属する 当期純損益（連結）	△1,236億円 （2022年度）
総資産額（連結）	13兆5,630億円 （2022年度）
従業員数（連結）※1	38,027人 （2022年度）
販売電力量（連結）※2	2,428億kWh （2022年度）
最大電力	5,930万kW （2022年度）
関係会社数	133社（2023年12月末現在）

※1  従業員数は、東京電力グループおよび連結子会社の人数を記載しております。
※2  総販売電力量（小売電力量と卸電力量の合計）の値です。