三菱地所の採用大学ランキングと就職難易度！年収2000万は本当？

この記事では、三菱地所の採用大学ランキング（2024年版・上位10校）、歴代社長の出身大学、学歴フィルターの有無、就職難易度・倍率、社内制度、選考フローと対策、そして「年収2000万」と言われる理由までをできる限り事実ベースで整理して解説します。

三菱地所は「安全・快適・魅力的な都市環境の創造」を通じて、豊かな社会の構築を目指す不動産デベロッパーです。1937年に設立され、丸の内・大手町・有楽町の“丸の内エリア”を中心にオフィスビル開発を通じて高いプレゼンスを築いてきました。

都心の中核を担う企業として単なる不動産開発にとどまらず、街づくりの視点を核に、オフィス・商業・住宅・物流・ホテル・空港など多様なアセットを横断的に展開し、サービスの幅と質を深化させています。

また、SDGsやDXを意識したサステナブルかつスマートな都市運営を推進しており、次世代技術の実証・導入やデジタルビジョン「NEW CITY VISIONS」など、時代に即応した事業モデルを展開しております。

三菱地所の事業は以下のように多岐にわたっています。

• オフィス事業：丸の内を中心とした主要都市部のオフィスビルの開発・運営管理。
• 商業施設事業：立地に応じた多様なタイプの商業施設（ショッピングモール、駅近ビル）
• 物流施設事業：物流用施設の企画・開発・運営。
• ホテル事業：観光立国日本に貢献するべく、多様なホテルを展開。
• 空港事業：グループの総合力を活かし、空港及び周辺地域の再開発・利活用を担う。
• 住宅事業：分譲住宅から賃貸管理まで、住宅に関する幅広いソリューション提供。
• 海外事業：米国、欧州、アジアを中心にグローバル展開を行い、海外都市開発にも注力。
• 投資マネジメント事業：クロスボーダー投資ニーズに応える高度なアセットマネジメントを提供。
• 設計監理事業：業界を代表する設計・監理組織として、多様な施設に対する建築技術とデザインを提供。
• 不動産サービス事業：店舗・オフィスの仲介や賃貸、コンサルティングを通じた不動産のワンストップサービスを提供。

三菱地所は、オフィス・商業・住宅・物流・ホテル・空港など多種多様な不動産アセットを通じた「まちづくり」を幅広く展開しており、自社だけでなくグループや外部パートナーとも連携し、ソリューション型サービスやプロパティマネジメント体制を整えております。

さらに、グローバル展開や新事業領域への挑戦にも積極的で、都市開発の枠を超えて社会価値創造を目指す姿勢が特徴です。そんな三菱地所はどのような大学から採用しているのかなど、参考にしていただけたらと思います。

また、三菱地所の選考フローの鬼門はTG-WEBです。去年はこのTG-WEBで落ちてしまった学生が多かったので、必ず対策を行ってください。

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そして中途で三菱地所への就職を考えている場合は、自分が三菱地所に向いているのか、自分の市場価値を診断する事ができる「ミイダス」を利用する事をおすすめします。

それでは三菱地所の採用大学や就職難易度など、本選考フローの攻略と共に紹介していきます。

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三菱地所の採用大学ランキング（上位10校）

最新の公表情報や就活調査をもとに、三菱地所が2024年に多く採用している大学上位をランキング形式で整理しました。

順位	大学名	人数
1位	慶應義塾大学	10人
2位	早稲田大学	8人
3位	東京大学	5人
4位	京都大学	4人
4位	東北大学	3人
4位	大阪大学	3人
4位	上智大学	3人
8位	北海道大学	2人
8位	明治大学	2人
10位	千葉大学	1人

その他、東京学芸大学、東京工業大学、一橋大学、九州大学、青山学院大学、日本大学、明治学院大学、関西大学などから採用しています。

上記の採用実績を見てみると、三菱地所は慶應・早稲田・一橋・東大・京大などの上位校が採用の中心となる傾向が強い一方、職種や年度によって理系人材・中堅私大出身者が入る余地もあります。

採用母数が数十名に限られるため、学歴が有利に働く確率は高いものの、インターンや業務に直結する経験、志望動機の具体性で勝負する余地は十分にあると思います。

複数の就活メディアや解説記事は「三菱地所はMARCH以上、難関校中心の採用傾向」があると指摘しています。

これは選考通過ラインが高めに設定されていること、かつ採用枠が限られるため、結果として難関校出身者が目立つ構図になっていると考えられます（学歴は有利だが、選考倍率や実績によっては例外も存在します）。

三菱地所の歴代社長の出身大学

• 初代社長：渡辺武次郎（東京高等商業学校：現一橋大学） 
• 第2代社長：中田乙一（小樽高等商業：　現小樽商科大学） 
• 第3代社長：伊藤達二 （東京高等商業学校：現一橋大学） 
• 第4代社長：髙木丈太郎 （中央大学）
• 第5代社長：福澤武  (慶應義塾大学)
• 第6代社長：髙木茂    (慶應義塾大学)
• 第7代社長：木村惠司    (東京大学)
• 第8代社長：杉山博孝   (一橋大学)
• 第9代社長：吉田淳一    (東京大学)
• 第10代社長：中島篤   (東京大学)

歴代の社長の出身大学の傾向として当時の三菱地所は財閥解体後の再編と都市再開発の端緒に立っており、理論よりも実務力を備えた経営者を求め、都市経営の黎明期においては「実務家型経営者」が必要とされていた時代背景がうかがえます。

東京大学出身が多いのは、日本の官僚機構や法曹界と強い結びつきを持ち、制度・行政との関係が不可欠な都市開発分野において大きな強みを発揮するためです。

特に法学部出身者が続けて登用されているのは、都市計画や不動産法制、規制対応が一層重要になっている現代の経営環境を反映していると考えられます。

まとめとして歴代社長の出身大学との関係は、時代背景と経営課題に応じて「出身大学の傾向」が変化してきたのが主な要因です。

また、戦後復興期には実務に強い旧制高商出身者、高度経済成長期には一橋大学の社会科学系人材、不動産不況期には慶應義塾大学の財界ネットワーク、そして近年の規制・制度対応期には東京大学法学部が選ばれているのが特徴です。

つまり、三菱地所の社長人事は単なる学歴の問題ではなく、その時代の経営環境に応じて「最適な学問的バックグラウンド」を持つ人材を選んできたと整理できると思います。

この事から社長の出身大学の学生が優遇されて採用されやすいという事はないと言えるでしょう。

三菱地所の就職難易度

東洋経済オンライン発表の2024年卒の「入社が難しい有名企業ランキング」では、三菱地所は11位、入社難易度は62.6.4でした。

そのため、就活難易度が非常に高いことで知られており、例えば、就活会議が算出したデータでは「就職難易度は 5.0/5.0」と、極めて高い評価とされています。

また、学歴要件が非常に高く、採用大学ランキングからも明らかなように、東京大学・京都大学など難関大学の学生が多く内定を得ているため、就職難易度はかなり高いと考えられます。

三菱地所の就職難易度を倍率から見てみよう

本選考の倍率について、以下のように異なる数値が報告されています。

就活会議のデータでは「25.2倍」他の情報源では「約24.0倍」とも報告されております。

新卒採用人数（過去5年間の平均：約45名）と想定応募者数（リクナビの登録数：7,340人）から計算すると、倍率は約147倍と推定されており、応募者100人中1人未満しか内定しない、非常に狭き門であるといえます。

別の媒体では、マイナビによる採用実績（2021年～2023年で平均40～60名）とプレエントリー数を踏まえて、30～40倍程度の倍率ではないかという試算もあります。

まとめとして、倍率はおよそ24〜25倍と見られ、応募者24〜25人に対して1人しか内定が得られない計算です。非常に競争の激しい選考だと考えられます。

三菱地所の社内制度

【住まい支援：住宅補助・独身寮・社宅】

若手向けには住宅手当（月12,000円）や家賃補助制度、独身寮・社宅制度があり、社内交流の場としても機能しています。

【キャリアアップ支援制度/階層別研修と成長支援制度】

新入社員研修〜不動産基礎研修、OJT、フォローアップ研修まで入社後の成長を段階的に支える仕組みが整っています。

中堅〜管理職向けにはジョブローテーションや階層別研修も豊富に用意されています。

【資格取得支援制度】

宅地建物取引士、マンション管理士、不動産鑑定士など、不動産関連資格の取得支援に加え、講座受講費や教材費を会社が負担し、合格後は資格手当も支給されます。 

【自己啓発制度と研修】

UdemyBusinessや自己啓発プログラム、語学研修（TOEICや英会話）、外部講座の補助もあります。

【創意工夫・提案制度】

T-1グランプリ（業務改善・新事業アイデア発表）、S-1グランプリ（マンション管理運営スキル競技）等、社員の挑戦と創造性を評価する社内制度があります。

【社内公募制度・職種転換】

他部署への異動希望を社内公募で応募できる制度や、実務職⇄総合職の職種転換制度があり、多様なキャリア選択が可能です。

【外部スクールや研修支援】

ビジネススクール（グロービス等）通学支援、経営力向上プログラムもあり、幹部候補の学びを後押しします。

【キャリアの安心と補完制度/再雇用・休職制度】

転勤等に伴う休職（最大3年）や、起業や配偶者の転勤などの事情を踏まえた再雇用制度があります。

【副業制度】

新卒3年目以降、条件を満たす場合には副業も認められています。

三菱地所の社内制度は就活生の皆さんが志望する「自己成長」「スキルアップ」「将来のキャリア形成」に直結する制度が充実しており、挑戦・キャリアアップ意欲を持つ学生にとって、このような支援は大きな魅力になるから採用倍率が高くなり、人気があると考えられます。

また、三菱地所というブランドイメージと、入社してからは年収も高く、社内制度が整っており、将来の転職先の確保、または独立に向けても大きな追い風になる部分があるため、他の大企業と比べて安泰な部分が現在の若者の思考と噛み合っている部分もあると考えられます。

三菱地所の選考フロー攻略

三菱地所に限った事ではありませんが選考は年により微調整がありますが、概ね次の枠組みで進行します。

三菱地所の選考フローは、一般的に以下のステップで構成されています。

三菱地所の選考フロー│ES通過率

三菱地所は日本を代表する総合不動産デベロッパーであり、就職人気ランキングでも常に上位に位置しているため、エントリーシート（ES）の段階から厳しい競争が存在します。

例年、三菱地所のES通過率はおおよそ 20〜30％前後 と推測され、応募者の約3〜4人に1人しか次の適性検査・面接に進めないと考えられます。

志望者数の多さに加え、求められる水準が高いため、ES対策は極めて重要な部分です。

三菱地所の選考フロー│適性検査

三菱地所では、ES通過後に適性検査が課されるケースが多く、形式は Webテスト（自宅受験型） が中心です。

業界内で一般的に用いられているのはSPIや玉手箱形式ですが、三菱地所ではTG-WEBが想定されます。

三菱地所は不動産開発という多様なプロジェクトを扱う企業であるため、論理的思考力・数的処理力・言語能力 をバランス良く持つ人材が求められており、適性検査の出題傾向もそれを反映しております。

適性検査は一発勝負であり、ESで高評価を得ていても、この段階で不合格となるケースは珍しくないです。

特に外銀・商社・デベロッパーといった人気業界を同時に受ける学生が多いため、全体の受験水準は非常に高い点になるため対策に関しては注意が必要です。

三菱地所の選考フロー│面接対策

【一次面接】

人事担当者や若手社員との面接になります。形式は個人面接または少人数グループ面接です。応募者の基本的な人柄や志望度を確認する段階が主な内容です。

【二次面接】

中堅社員や現場責任者との面接です。業務理解度や適性をさらに深く問われます。

ケーススタディやディスカッション形式が導入されることもあります。

【最終面接（役員面接）】

役員や人事部長クラスが参加。志望動機の本気度や、将来のキャリアビジョン、会社とのフィット感が重視されます。

また、三菱地所の面接の主な質問は以下になります。

• 自己紹介
• 志望動機とその深堀
• 学生時代に力を入れたことの中でしんどかったこと/嬉しかったこと
• どんな人と言われておりますか
• 企業選びの軸はなんでしょうか
• 最後に言いたいことはありますか
• いろんな業界の内定を持っているが志望順位はどの辺ですか
• 今現在、他に受けている企業はありますか
• 最後はどうやって会社を選びますか
• 大学時代の部活動について何をされましたか
• OB訪問は何人しましたか
• 他の企業の訪問状況はどうでしょうか

三菱地所の面接は、街づくりにかける情熱と論理的思考力、協働力を兼ね備えているかを見極めるプロセスとなります。

面接時に準備すべきことは以下の4点に集約されると考えられます。

• 志望動機の差別化：「三菱地所だからこそ」という要素を明確にすること。
• 自己PRの具体性：挑戦・協働・粘り強さを軸にエピソードを展開すること。
• 企業・業界研究の深さ：最新プロジェクトや社会課題に基づき意見を語ること。
• 発信力と人柄：論理性に加え、誠実さと情熱を表現すること。

人気業界ゆえに競争は激しいですが、面接は「自分の思いを直接伝えられる場」でもあります。

徹底した自己分析と企業研究を基盤に、自分だけの街づくりへのビジョンを語りきることが、三菱地所内定への最大の近道となると考えられます。

三菱地所の選考を突破するための詳しい選考対策は以下の記事で紹介しているので以下の記事も参考にしてくださいね。

• 三菱地所のES通過率とWEBテストTG-WEBボーダーや面接対策など就活情報を解説

三菱地所の年収2000万は本当？

三菱地所の年収は2000万という噂がありますが、これは本当なのか・・・結論から言うと部長クラス（管理職以上）や企画・総合職などで、年収2000万円に届くケースは十分に現実的です。

実際のデータベースでいくと東京商工リサーチの2021年度データによれば、三菱地所全体の平均年収は約1,265万円で、不動産業界トップクラスです。 

また、ダイヤモンド社による最新のランキングでも、平均年収は1273.2万円と高水準を維持しています。OpenMoneyなどによると、社員の年収レンジは 380万円〜2100万円。平均976万円としているデータもあります。

職位別ではどうかというと部長職では約2495万円、課長職では約2115万円といった高収入のレンジも確認されています。

OpenWork上のクチコミでは、企画職の年収が950万〜2000万円、総合職で550万〜2170万円の幅があるとされます。 

ある社員による口コミでは、『年収2000万円』と高く評価されていますが、これはあくまで個人の体験談としての参考値です。ただし、これらはあくまで中年以上の職位に限られるため、「全社員がこう」というわけではありません。

そのためデータを見ても年収に関して高水準ではあるが、なぜ「年収2000万円」の噂が広まるのか？考察してみたいと思います。

①財閥系・大手ゆえの高待遇イメージ

三菱地所は三菱グループの中核企業で、丸の内エリアなど数兆円規模の資産を保有し、利益の余裕がある「大家さん企業」なため、給与水準への期待値が高く、噂として独り歩きしやすい背景があります。

②年功序列による年齢・職階別の一律昇給

社内では年功序列が強く残っており、特に40〜50代で管理職になれば、年収2000万円に到達すると言われております。

実際、「45歳で同期の9割が2000万円に」という話もあるほどです。

③高年収企業ランキングにも頻出

不動産業界の中でも財閥系上位企業として、常に年収ランキングにランクインしており、その知名度の高さから「高給＝2000万円」くらいという印象が強く定着しています。

④社員口コミの影響

OpenWorkやエンカイシャなどの口コミサイトで「年収2000万円」との投稿があると、それを見た人が「確かにそんなに貰えるんだ」と語り草になる傾向もあります。

結論として、三菱地所で年収2000万円が「あり得る」事実として存在する一方で、それはごく一部の上級職に限られるというのが実態です。

噂が広まっているのは、高待遇企業というイメージと、実際にそうしたケースがあるため、期待が膨らみやすい背景が原因と考えられます。

三菱地所の採用大学ランキングまとめと内定対策

まとめとして三菱地所の採用大学の傾向は以下のように考えられます。

早慶・東大・京大など、高学歴大学からの採用が主軸にあり、MARCH以上を実質的なラインとした学歴フィルターの存在があると考えられます。

ただし、入社後に求められる多層的スキルに対応できる理系や地方大出身者にも門戸はありうる柔軟性も併せ持っています。

ES・面接・GDで重要になるのは、学歴よりも「都市開発とどう結びつけるか」の志向と経験の語り方が重要になっており、いかにアピールするかが鍵です。

上位校に在籍していることは有利ではありますが、それはスタートラインに過ぎず、本質的には「都市をつくる視点」「街づくりへの熱意」「ロジカルに語れる自己像」が選考のポイントになると思います。

三菱地所の内定取得のための具体的な対策①学歴をアドバンテージにする戦略

上位校に在籍する学生同士の競争は非常に激しいため、「学歴だけで勝ち抜くのは難しい」という前提で他の強みを磨くことが重要です。

特に、「都市開発の具体的プロジェクト」、「企業理解に基づいた志望動機」、「インターン経験による業務理解」を武器に挑むことをお勧めします。

三菱地所の内定取得のための具体的な対策②自己PR／ESでの差別化

「自分史」を構造的に語り、なぜ街づくりを志したのかを一貫性ある問いとして組み立てます。

ESでは「経験」→「志向」→「三菱地所で何をやりたいか」まで明確に、かつプロジェクト志向で書くと印象に残りやすいです。

三菱地所の内定取得のための具体的な対策③OB／OG訪問を戦略的に活用

採用大学上位校の出身者が多いことから、OB・OGからのリアルな業務理解を得やすい環境にあります。

「プロジェクトごとの意思決定ポイント」や「都市戦略に対する企業視点」を複数先輩から収集し、それを自分の言葉でまとめると面接時の深い説得力に繋がります。

また、一番短な先輩方に意見を聞き、業務内容をあらかじめ掌握することでアピールする材料が増えて差別化のポイントになりそうです。

学歴フィルターが色濃く残っているため、こうしたOB/OG訪問の方が有効的かつ、差別化できる大きなポイントであり、三菱地所の選考対策において非常に有効であるとの見方が複数の情報源で支持されています。

実際の社員との対話は、企業文化の体感、志望動機に裏打ちされた深さの獲得、選考準備の精度向上に直結しており、加えてOB訪問自体が熱意の証明になるケースもあり、「ただ行く」だけでなく「どんな質問をし、何を吸収したのか」を自分の面接材料に落とし込むことが重要です。

その観点で、学歴の自信の有無にかかわらず、OB訪問を通じて“自分の強み+企業理解”を可視化し、面接やES、GDで語ることが肝要です。

三菱地所の内定取得のための具体的な対策④GD・面接でのアピール

グループディスカッションでは、立地・収支・関係者調整などの観点を自分の発言に織り込むと差別化ポイントになります。

面接では、街づくり・スマート都市・ESGや規制対応などの企業ポリシーと、自身の軸を具体的にリンクさせて語ることが有効です（「まちへの思考力」を語る構造）。

三菱地所の就活にオススメの関連書籍と資格

三菱地所の採用においてあらかじめ都市開発向けの知見を取り入れることで業界の全体像と業務の立ち位置がわかり、志望動機としてより具体性のある内容を語ることができると思います。

『BIG THINGS　どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか？』著書：ベント・フリウビヤ, ダン・ガードナー

巨大都市再開発プロジェクトに伴うコスト・収益・リスクの構造を、多国の事例をもとに理論的にも実証的にも分析した名著です。

三菱地所のように大規模再開発を手掛ける企業を志望するうえで、プロジェクトの本質を理解し、議論できる力を養うことができます。

『不動産証券化ビジネスの教科書［ファイナンス実務入門］』著書：竹永良典 , 小山内弘樹

不動産証券化ビジネスにおけるファイナンスの実務を取り扱った入門書です。

不動産ノンリコースローン調達の基本的な論点を説明し、そのうえでエクイティ調達スキーム、信託契約について解説しています。

三菱地所が投資マネジメントや資産運用を展開するうえで、「証券化スキーム」「キャッシュフロー設計」が不可欠な要素です。金融×不動産の視点を磨くのに役立ちます。

取得して良い資格

【宅地建物取引士（宅建士）】

不動産の基礎知識を証明できる最有力資格です。三菱地所の社員も入社後に取得を推奨されるケースが多いです。

また在学中の合格実績も多く、学業と両立しやすいため予め取っておくと仕事として有利に働くため、差別化になりやすいです。

【日商簿記2級】

経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つです。

高度な商業簿記・工業簿記（原価計算を含む）を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められる段階です。

三菱地所のプロジェクトの収支管理・投資判断において優位に働き、学生レベルでも10%の合格率ではあるが、学歴以上にアピールできる資格です。

【TOEIC（800点以上）】

三菱地所は海外案件（ニューヨーク、ロンドン、アジア圏）を展開しており、語学力が選考でのアピールに直結します。

【FP技能士2級】

保険、年金、税金、不動産、相続など、お金に関する知識が問われる資格です。

国家資格の1つであり、金融機関や保険会社、不動産会社などでの実務に役立つだけでなく、節約・税金といった日常生活にも役立つ知識が身に付きます。

三菱地所の資産運用・不動産投資の基礎を体系的に理解でき、金融知識を交えた志望動機に説得力を持たせられます。

【再開発プランナー補（再開発関連の基礎試験）】

「再開発プランナー」は一般社団法人再開発コーディネーター協会が毎年一回行う再開発プランナー試験に合格し、登録を行った者に与えられる専門技術者としての称号です。

難易度はやや高いが、都市再開発の知識を体系的に学べるため、街づくり志望者には強い武器になります。

【ITパスポート／DX関連資格】

DX認定資格とは、IoT検定制度委員会が主催する認定試験です。 資格を取得することで、DX推進に必要なスキルとリテラシー（特定の分野における情報を適切に処理・活用できる能力）を証明できます。

三菱地所は「デジタル×都市開発」を推進中で、基礎IT知識を証明するだけでも差別化できて面接ではアピールができると思います。

それでは三菱地所の内定を取得できるように対策をしっかりと行っていきましょう。

三菱地所の企業情報

商号	三菱地所株式会社 MITSUBISHI ESTATE CO., LTD.
設立	1937年5月7日
資本金	142,414,266,891円
営業種目	オフィスビル･商業施設・ホテル・物流施設等の開発、賃貸 国内外での収益用不動産の開発、販売 住宅用地・工業用地等の開発、販売 空港・余暇施設等の運営 不動産の仲介・コンサルティング 資産運用事業
従業員数	単体：1,093名 連結：11,045名
本社情報	東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビル（〒100-8133） TEL：（03）3287-5100