博報堂の採用大学と就職難易度！顔採用の噂は本当？博報堂に入るにはどうするべきか

この記事では株式会社博報堂の採用大学ランキング（2024年版・上位10校）、歴代社長の出身大学、学歴フィルターの有無や就職難易度・倍率、社内制度、選考フローと対策まで、顔採用の噂は本当なのか、博報堂に入るにはどうするべきかも踏まえてできる限り事実ベースで整理して解説します。

博報堂は日本を代表する広告代理店でもあり、博報堂DYホールディングス傘下の完全子会社で、博報堂DYグループの一つである大手企業です。

また、博報堂を含む大手広告業界や、隠れ優良企業などの選考がカットされる特別ルートのオファーを直接受け取る事も可能です。

また、博報堂の選考フローの鬼門は玉手箱です。去年はこの玉手箱で落ちてしまった学生が多かったので、必ず対策を行ってください。

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それでは博報堂の採用大学ランキングから紹介していきます。

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博報堂の採用大学ランキング（上位10校）

最新の公表情報や就活調査をもとに、博報堂が2024年に多く採用している大学上位をランキング形式で整理しました。

順位	大学名	人数
1位	慶應義塾大学	46人
2位	早稲田大学	32人
3位	京都大学	9人
4位	上智大学	8人
5位	立教大学	7人
6位	東京大学	6人
6位	一橋大学	6人
6位	青山学院大学	6人
9位	横浜国立大学	4人
9位	明治大学	4人

上記の採用実績を見てみると、多数の採用実績校に上位校（慶應・早稲田・東大・京大など）が並ぶ傾向があることから学歴フィルターは少なからずあると考えられます。

ただし、「明確な学歴フィルターはない」「多様な大学からの採用」などと主張する情報も見られ、一概にはそうではないという側面もあります。

公表されている企業別・大学別の就職者数集計（大学通信系データや企業就活メディアの集計）を総合すると、博報堂の採用実績上位はおおむね次の大学で占められます（順位は年度や集計主体で変動しますが、常に上位に入る大学を列挙します）。

代表的な大学としては、慶應義塾大学・早稲田大学・東京大学が上位に位置し、続いて京都大学・上智大学・立教大学・一橋大学・青山学院大学・横浜国立大学・明治大学といった顔ぶれになります。

また、公開されている採用実績報告や就活メディアの分析では、文系（法・経・商・文学）出身が多いという傾向が強いです。

広告代理店の総合職・営業・企画系ポジションではコミュニケーション力・論理的思考・企画立案力が求められるため、該当学部出身者が多数採用されている実態が確認できます。

ただ、クリエイティブ職の採用ルートは別動線になっており、クリエイティブ（デザイナー・コピーライター等）やプロダクツ系の採用に関しては、芸術系大学や専門学校出身者が比較的多く採用される傾向があり、総合職とは異なる選考ルート（ポートフォリオ審査や制作課題）を通る場合が多く、多様な学歴背景を受け入れている状況です。

博報堂の採用大学に偏りが出る理由

採用実績では、説明会やインターンの開催頻度、OB/OGネットワークの有無、大学側のキャリアセンター連携などに左右される傾向もあります。

さて、なぜ特定大学が上位に来るのか、事実観察と業界構造から下記の要因は次の通りにて考察できると思います。

母集団の規模と接触機会

慶應・早稲田などは学生数が多く、説明会・インターン・サークル等で企業接触が活発なため応募母数が増えやすく、結果として採用数も増えている。

人材の即戦力化期待

上位校には論理力・表現力・英語力等の基礎力を期待する傾向があり、営業や企画職で即戦力と見なされやすい。

OB/OGネットワークの存在

既存社員の出身校が多い大学では、選考段階での接触や面談が円滑になりやすいため、継続的な採用実績の偏りを生む要因にもなっている。

職種別の採用ルート差

総合職は学歴傾向が出やすい一方、クリエイティブ職は成果物（ポートフォリオ）で評価されるため、学歴よりスキルが重視される。

博報堂において就活するにあたっては総合職を目指す場合は、論理力・表現力・インターン参加で「接触と実力」を増やす、クリエイティブ職は作品で差をつけることが就活において有効だと考えられます。

それでは博報堂の採用大学に、博報堂の役員クラスの出身大学からの採用を積極的にしているかどうか、博報堂の歴代社長の出身大学を見てみましょう。

博報堂の歴代社長の出身大学

• 初代社長 　瀬木博尚　（東京大学　旧：東京帝国大学） 
• 第2代社長　近藤道生 （東京大学　旧：東京帝国大学） 
• 第3代社長　磯邊律男　（東京大学　旧：東京帝国大学）
• 第4代社長　東海林 隆　（多摩美術大学）
• 第5代社長　宮川智雄　　（早稲田大学）
• 第6代社長　成田純治　（立教大学）
• 第7代社長　戸田裕一　（一橋大学）
• 第8代社長　水島正幸（慶應義塾大学）
• 第9代社長　名倉健司（慶應義塾大学）

博報堂の歴代社長の出身大学の傾向を考察してみると下記の要因が考えられると思います。

1) 戦後〜高度成長期での旧帝大・官僚出身者の登用

戦後から高度成長期にかけての幹部人事では、東京帝大（現・東京大学）出身の官僚・行政経験者が社長に就くケースが見られます。

近藤氏・磯邊氏は大蔵省・国税庁等のエリート官僚出身で、財務・公共政策や対外調整能力を評価されての登用でした。広告会社が大手顧客やメディア、行政との関係構築を要した時代背景と整合しており、要因の一部と考えられます。

2) クリエイティブ重視期：美術系出身の経営

一方で、東海林氏の多摩美術大学出身という事例は、博報堂が「表現」や「クリエイティブ」を重視する企業であることの象徴であり、デザインや創造性が競争力となる領域では、クリエイティブ側出身者がトップになることで社内文化や制作グループへの理解が深まりました。

3) 内部昇格・商学・法学系の台頭

1990年代以降は、早稲田・立教・一橋・慶應といった私大（商学・法学）出身の内部昇格型社長が増えており、宮川氏（早稲田）、成田氏（立教）、戸田氏（一橋）、水島氏（慶應）、名倉氏（慶應）といった顔ぶれは、営業・経営企画・メディア統括などの実務経験を重視する人事傾向を示しております。

これは市場が多角化し、営業力・組織運営・デジタル対応が求められるフェーズへの適応として就任した傾向が強いからだと考えられます。

4) 学歴分布の意味合い

博報堂の歴代トップは 「旧帝大出身の公官界経由」→「クリエイティブ系の登用」→「社内実務を重視する私大出身者」 という流れを辿っており、企業フェーズ（国策寄りの調整力を要した時代 → ブランド表現強化期 → 市場競争・組織運営重視の現代）に合わせたリーダー像の変遷だと考えられます。

また、なぜ特定大学出身者が選ばれるのかは、下記の内容から推測されると考えられます。

博報堂の社長に特定大学出身者が選ばれる推測

• ネットワークと信頼資本

旧官僚・旧帝大ルートは対外調整・資金面での信頼をもたらしており、大手企業の統治や業界団体との交渉で有利に働くため。

• 専門性と文化適合性

クリエイティブ文化を重視する時期には、デザイン系出身のトップが組織の価値観がある。

• 内部昇格・実務能力重視

市場多様化・デジタル化のもとでは、営業力や経営企画力が重視され、社内経験を蓄えた私大出身者が選ばれやすい。

今後もメディア環境や時代の変化と事業フェーズに応じて、求められる資質と出身大学での出自のバランスは変わっていくと思われます。

博報堂の就職難易度

東洋経済オンライン発表の2024年卒の「入社が難しい有名企業ランキング」では、博報堂は19位、就職難易度は62.0でした。

博報堂の就職難易度は、このランキングを見る限り非常に高いと言えるでしょう。

広告代理店として双璧となる電通よりも就職難易度は高めですが、博報堂はインターンシップから内定直結も期待できる企業なので、本選考だけでなくインターンシップ、または長期インターンなど多方面からチャレンジしていくのも良いでしょう。

博報堂の倍率から見る就職難易度

博報堂の倍率について、公開データで明言されているものはほとんどありませんが、就活支援メディア等で推測すると「博報堂の採用倍率は約 100倍」という表記が一部サイトで散見されております。

ただし、この数字の出所・根拠（公表資料や内部資料かどうか）は明示されていないため、あくまで目安として扱うと良いと思います。

倍率は年度・ポジション（総合職／企画／クリエイティブなど）・募集形態（公募 vs スカウトルート）で大きく異なる可能性が高いため、「100倍」がすべての選考に当てはまるわけではないですが、目安として考えると良いと思います。

博報堂の社内制度

それではここからは博報堂の就職難易度にも影響が及んでいると思われる社内制度について紹介していきます。

魅力的な企業というのは知名度などだけでなく、社内制度も大きく関係するので、博報堂の人気が高い理由は社内制度からも見て取れると思います。

【フリーバカンス制度】

年2回、平日連続5日間の休暇を好きなタイミングで取得可能で、年次有給休暇とは別の休暇扱いとなっており、博報堂採用サイトでも紹介されており、「フリバカ」の通称で社員に親しまれている。

【ステップ休暇】

勤続10年・20年・30年などの節目に最大15日連続で取得可能な休暇を付与しております。

【プラ休5 / プラ休7】

月に少なくとも1日、平日に年次有給休暇を取得させる（プラ休5）、加えてプラ休5を5日取得した場合、9月〜翌年3月の7ヶ月間に月1日特別休暇付与（プラ休7）という休暇方法がある。

【インターバル11】

業務終了から翌勤務開始まで、最低11時間空けることを原則とする制度。

【スラッシュ7 / コアタイム会議制限】

社内の会議・打合せのコアタイムを午後7時までとして、打ち合わせ等を効率化することで、個人時間確保を促す制度。

【サイレント10】

平日午後10時以降、土日休日には不要不急の連絡や返信要請を控えるルール。

【ベストプレイス制度】

業務内容・状況を鑑みて出社／リモート（在宅等）勤務をチームと相談しながら使い分ける制度。

【かぞくおもい休暇】

子どもの行事参加や家族介護・看護に対応するため、特定積立休暇（未使用年休の積立）から最大5日取得可能。

【AD+VENTURE】

グループ横断で、従来業務とは異なる新事業にチャレンジする社内公募型制度。これまでに17社のベンチャー・事業が誕生している。

【若手向け住宅補助制度】

博報堂プロダクツでは、新卒入社から2年間、引越費用支援・家賃補助を受けられる制度あり。

なぜ、就活生に人気なのか、倍率を押し上げている要因として就職後・長期キャリアという観点から、博報堂の制度・制度運用がどのような強みを持っているのか考察してみます。

社内ベンチャー制度（AD+VENTURE）による挑戦機会の提供

従来業務に縛られず、新規事業を自ら考え、形にできる制度は、起業志向・事業開発志向を持つ社員にとってキャリア上の大きなチャンスで、若手で“会社を動かせる”可能性が見えるのは希少価値があります。

多様な研修・人材育成制度

クリエイティブ重視の研修、自社講師制度、グループ横断研修などがあることで、社員が自身の成長機会を持ちやすい環境になります。

制度の先進性・柔軟な働き方設計

制度として働き方ルール（コアタイム制限・サイレント時間）やインターバル制度、休暇制度などを導入している点は、社員のメンタルヘルス・持続性を支える要素となり、長期キャリアにおいて離職抑止・パフォーマンス維持に寄与しうる制度設計があるため、長く勤められる環境があります。

競争力ある報酬制度

口コミ・調査データベースを見ると、博報堂（および系列会社）では相対的に高い年収・報酬が期待できるという評価が複数あります。

例えば、OpenWork には「平均年収 1,014万円」などという報告があり、転職情報サイトなどでは、30歳で 900〜1,000万円程度を見込めるという試算も見られます。

実際、博報堂DY メディアパートナーズの平均年収を 974万円と報じた例もあり、こうした報酬水準が、社員のモチベーション維持・優秀人材定着に資する側面では大きいと言えます。

博報堂が制度面で一定の魅力をアピールできている背景には、このニーズを制度設計で応えようという意図が見えていると思います。

博報堂の顔採用の噂は本当なのか？

「顔採用（容姿・見た目が採否に影響する採用慣習）」という議論・噂は、広告業界・マスコミ業界の就活界隈で古くから語られてきましたが、博報堂についてもそのような噂が一定存在します。

噂としての背景・主張例

広告・クリエイティブ業界は「華やかなイメージ」を伴うため、特に業界の特徴として、見た目印象・顔の良さが採用に影響するのではないか、と語られることがあります。

また、就活界隈の掲示板や口コミの中には、「見た目が良い人が説明会で目立っていた」「面接官の反応が顔の第一印象と結びついていた」などの体験談も散見さることもありますが、企業側・採用担当者は「能力重視・中身重視」を強調することが多く、「顔採用」説を否定する見解もあります。

公開情報・否定的見解

博報堂の採用チームはむしろ、能力・発想・クリエイティビティなどを重視するというメッセージが強調されることが多く、見た目採用と言うわけではないです。

フリーランス系サイトでは、「広告業界の“顔採用”という都市伝説は、実際には複数の選考段階での総合評価・能力重視が主であり、見た目が直接評価対象になることは稀である」といった見解も見られます。

また、顔採用に関する一般論的な記事では、「清潔感・第一印象（表情・立ち振る舞いなど）は評価要素として影響するが、顔そのもの（美醜）を評価する企業は少数」という見解もあります。

ただし、最終面接段階で「特に差のない複数候補が残っている場合には、印象・佇まい・表情など“トータル印象”が微妙な差になる可能性」は否定できない、という見方もあります。

まとめると博報堂の採用に関しては、「顔採用が完全にない」と断言する証拠は得られないが、公開情報・多数の体験記から判断すると、選考において「見た目（美醜）だけで合否が決まる」といった単純な顔採用は実際には行われていないと考えられます。

ただし、「清潔感」「印象」「服装・話し方・身だしなみ」など、印象全体が評価に影響するという点は無視できず、これらは面接時の印象形成において一定のウエイトを持つと考えたほうが安全だと思います。

全般的に言えることとして、就活準備としては、見た目を整えること（身だしなみ・表情・姿勢・話し方など）も「最低限の常識力・礼儀力」として扱い、能力面に加えて印象管理も意識しておくことが望ましいです。

博報堂の選考フロー攻略

選考は年により微修正がありますが、概ね次の枠組みで進行します。

複数の選考体験記・就活支援サイトによると、博報堂（博報堂DYを含む）新卒採用の典型的な選考ステップは以下の通りです（ただし年度・事業会社・職種によって変動あり）。

• エントリーシート（ES）提出
• Webテスト・適性検査（Web受験 or テストセンター）
• 1次面接
• グループディスカッション（GD）／課題型選考（企画課題など）
• 2次面接、中間面接
• 最終面接
• 内定通知

例として博報堂DYメディアパートナーズの25卒本選考レポートでは、ES → Webテスト → 1次面接 → グループディスカッション → 2次面接 → 最終面接という流れが報告されております。

また、2026年度新卒採用募集要項には、ES提出後に「適性検査（パーソナリティ＋知的能力検査）」をWEB受検、その後一次選考通過者にテストセンターで別途適性検査を実施するという案内もあります。

さらに、グループ会社であるHakuhodo DY ONEの選考レポートでも、ES → Webテスト → 面接という構成が報告されています。

以上を統合すると、博報堂グループではES → 適性検査 → 複数回面接＋GD／課題 → 最終面接 → 内定、という構成を基本ルートと見るのが妥当だと思われます。

博報堂の選考フロー│ES通過率

博報堂のES通過率は公式公表されておらず、就活メディアや体験記ベースしかなく、複数情報を総合的に見ると、25〜35％程度を通過率の中心レンジと見ておくと良いです（下限 20％台、上限 30〜40％台の可能性も含む）。

就活生としては、「ES は通過率が極めて高いわけではない」という前提を意識し、1枚のESに全力をかけて差別化する工夫（設問意図の汲み取り、ストーリー構成、具体性・創意性を出す）が不可欠です。

また、ES通過後の Web テストや面接段階でのさらなる絞り込みを想定し、複数ステップでの通過率改善策も併行して対策を講じるべきだと思います。

博報堂の選考フロー│適性検査

適性検査に関しては下記になります。

【出題形式・科目構成（過去体験報告ベース）】

使用傾向：玉手箱形式（またはそれに類似した適性検査）

• 言語 32問／15分、計数 29問／15分、英語 10分程度という報告あり
• 性格検査約 68問、20分前後とする報告例あり
• 適性検査（パーソナリティ＋知的能力検査）をWeb受検 → 次ステップでテストセンター適性検査というスケジュール案内もあります。

博報堂の選考フロー│面接対策

博報堂の面接で聞かれる主な質問は以下になります。

• 大学での研究内容はどのようなことをされてましたか？
• データ分析経験と使用ツールはありますか？
• 生活者視点をどう捉えていますか？
• 博報堂のマーケティングサイエンス職に興味を持った理由はなんですか？
• チームでの課題解決経験はありますか？
• 入社してやりたいことはなんですか？
• どうして他の業界ではないのですか？
• 挫折経験はありますか？
• 学生時代に力を入れたことはありますか（例：学業など）？なぜ、頑張れたのですか？
• 希望職種は何ですか？また、その職種はどのような仕事をしていると思いますか？
• 最後に一言ありますか？
• OB訪問をしていますか？
• 他に受けている広告会社（電通を受けているか）はありますか？
• 他に受けている業界はありますか？

また、博報堂の本選考の対策については下記記事で詳しく紹介しているので、下記記事も参考にしてくださいね。

• 博報堂のWEBテスト玉手箱ボーダーとES通過率や面接対策など就活情報を解説

博報堂の採用大学ランキングまとめと選考対策

博報堂の採用大学ランキングとまとめ、選考対策としては以下のようになるので参考にしてください。

採用実績上位には、慶應義塾大学・早稲田大学・東京大学などの難関大学が名を連ね、国公立（京大・一橋など）も一定存在していますが、実数では上位校に比して少なく私大・中堅大学（明治・青山学院・立教など）からの採用実績がある傾向です。

また、芸術系大学（多摩美術大学など）やデザイン分野出身者も採用される報告もありますが上位3大学（慶應・早稲田・東大）の就職者数合計が、博報堂全体の 50％を超えるというデータもあり、学歴フィルターは一定以上はあると思います。

就活対策の方向性としては、下記の内容を実行てみると良いと思います。

• 大学のブランド力を過信せず、ES・面接での個人差別化を徹底する。
• 学内の就活支援・OB／OG などネットワークを使って情報収集・アドバイスを得る。
• インターンや自主活動で「発想力・行動力・クリエイティビティ」を示す実績を作る。
• 総合広告代理店だけに、自身でSNSアカウントを運用したり、メディアを作るというのも一つのアピールポイントで、かつPR案件を受注して運用した実績があるとより差別化が図れる。
• 面接での論理性・話し方・表現力・業界理解を磨く。
• 大学ブランド以外の強み（ユニークな経験、課外活動、企画力、地域志向など）を明確に持つ。特に中堅、地方大学では、上位大学と差をつけるための対策としても良い。
• 自己分析・志望動機・将来ビジョンを深く構築し、「なぜ博報堂か」を筋道立てて語れる力を鍛える。
• 面接・発表対策を重ねて、コミュニケーション力・プレゼン力で差をつける。
• インターン参加・企業理解を深め、小さな実績を作っておく。
  

博報堂の就活にオススメの関連書籍

博報堂にて就活でのオススメの資格に関しては以下になります。

• 図解入門業界研究 最新広告業界の動向とカラクリがよくわかる本　著名：中野明

広告業界がわかる入門書で、いままでテレビや新聞などのメディアを中心にしていた広告業界も、インターネットの普及により多種多様なメディアが多種多様なコンテンツを提供するようになり結果、コンテンツへの接触も分散し、また細切れになっている状況です。

さらに提供する側にもDX(デジタルトランスフォーメーション)の波が押し寄せ、ビジネスの構造や進め方も変わっている中でそういった広告のいまを明らかにしつつ、広告会社の業態や業務に携わる人の日常、媒体社や協力会社などの姿を紹介しております。

広告業界のビジネス構造（広告主・代理店・メディアの関係）、流れ、収益構造、最近のデジタル化トレンドがひと通り整理されており、業界全体像を短時間で把握できます。

博報堂は総合的ソリューションを打ち出す企業なので、業界構造理解は必須であり、就活ガイドや業界入門リストでも定番で紹介されています。

マス4媒体、WEB広告も含めて業界全体と博報堂の立ち位置、携わっているメーカーの立ち位置を理解すれば、面接で入社後のビジョンを質問された際に具体的なプランニングと共に語ることが出来るために読んでおいた方が良いと考えます。

例えば、面接やESでの業界理解の深さは差別化につながり、例えば「マス→デジタルの予算移行で○○が課題だと考え、貴社の△△サービスに魅力を感じた」など具体的に語ることができます。

• 広告コピーってこう書くんだ！読本　著名：谷山雅計

広告コピーを学ぶ書籍の決定版で、“コピー脳”を育てる21のアドバイスのほか、広告業界ではじめてキャンペーンコピーの書き方を体系化して解説しております。

博報堂はTVCM、WEB広告などに向けたクリエイティブを重視する会社であり、サービス・商品のキャッチコピーや表現設計の基礎が分かっていることは重要です。

広告代理店は宣伝という意味で常に新しいアイディアを求められる分野なため、クリエイティビティな発想と仕組みを事前に理解することが重要です。

就活においては、ESの文章そのもの、自己PRの構成、面接時の短時間での表現力で差が出ると思います。

また、ポートフォリオやインターン課題で短いキャッチや企画タイトルを作る際、具体的な成果（何を変えたか、反応はどうだったか）を添えて示せば非常に説得力があります。

一番早い方法としてはSNSアカウントを自ら運用した際に、投稿したキャッチコピーの再生回数にて効果検証をするなど、数値や目に見える形で実績を作り、アピールすると良いです。

• データ・ドリブン・マーケティング　最低限知っておくべき15の指標 　著者：マーク・ジェフリー 

Amazonのジェフ・ベゾスが愛読しているもので世界最強のマーケティング企業 アマゾン社員の教科書です。

内容は顧客満足度からマーケティング投資効果までマーケティングの意思決定のためにあらゆるデータを測定し、最大限に活かす内容が解説されております。

博報堂の「運用広告（パフォーマンス広告）」領域は、博報堂DYメディアパートナーズや博報堂DYデジタルなどが中心的に担っております。

この部門では、Google広告・YouTube広告・X（旧Twitter）・Meta・LINE・TikTokなどのデジタルメディアを用い、クライアントのKPIを設定、広告配信データを分析、効果をリアルタイムで最適化という「データドリブンな広告運用」が求められます。

博報堂の広告運用部門は、クライアント企業の売上責任つまり、マーケティングROIやCLVなど経営指標の理解が求められるために『データ・ドリブン・マーケティング』を理解することでROIをどう計算するか、どの変数が企業価値に影響するかを実例ベースで学べます。

内容を理解しておくことで面談の際に「広告の成果を経営数値で語るスキルにつながり、『データ・ドリブン・マーケティング』を学びました。生活者理解とデータ活用の両輪で成果を出せるプランナーを目指しています。」このように学んだことを記載すると単なる“広告好き”ではなく、戦略的・経営的視点のある学生として評価されると思います。

博報堂の就活にオススメの資格

• Google Analytics Individual Qualification（GAIQ）

Googleアナリティクス個人認定資格（GAIQ）は、学生を含む誰でも受験可能であり、受験資格は特にありません。

GAIQは、Googleのオンライン学習プラットフォームであるSkillshopで提供されている公式コースを完了することで学習でき、試験もSkillshopから無料で受験できます。

GA4（Googleアナリティクス4）に対応した認定資格であり、履歴書に記載できるため、学生のスキル証明にも活用できます。

広告の運用設計や入札戦略、ターゲティング理解の証明になり、広告運用は代理店の主要業務の一つであり、基礎知識があると即戦力感を示せます。無料で学べ、企業側でも評価される傾向があります。

博報堂では、「運用広告（パフォーマンス広告）」領域があり、ナショナルクライアントの広告手法が、マス媒体からデジタル広告に移行するにあたり、WEB広告にて重点を置く企業が多くなってきているため、運用広告は特に重要な広告枠の一種です。

そのことから運用広告の知識や設定方法など、スキルとして初めから知識や経験がある人材は即戦力にもなり、かつ今後の主流になっている広告手法として重宝される傾向です。

就活での活用法としてESで「Google Adsで○○円予算の模擬運用を行いCTR/CPAを改善した」など実務的な示し方をすると効果的で、面接で広告配信の構造（キャンペーン→広告グループ→広告→キーワード）を簡潔に説明できると他の学生と差が出来ると思います。

• PowerPoint®プレゼンテーション技能認定試験/プレゼンテーション検定

MicrosoftのプレゼンテーションソフトであるPowerPointの操作スキルや資料作成能力を証明できる資格です。

これらの資格は、プレゼンテーション資料作成能力や、人前で効果的に伝える能力を証明し、就職活動や学業において有利になる可能性があります。

博報堂ではクライアントから1千万〜10億以上の広告予算をもらって最適なクリエイティブを作成したりWEB運用広告を駆使して、売り上げに直結するような広告手法をプランニングします。

そのため広告予算をもらうためには、クライアントの広告担当者へ広告プランニングをプレゼンしなければならない場合が多く、ロジカル、かつ魅力的に見せる必要があり、さらに企画コンペとして競合代理店との争いに勝つ必要があります。

博報堂では、広告は社内外での説得力あるプレゼンが必須で、資格より「実績（サークルでの企画運営、プレゼン大会受賞、TEDx等）」が効きますが、外部トレーニングや認定（プレゼン研修受講）も就活での評価材料になります。

また、博報堂の採用ページや社員紹介でも「表現力」「コミュニケーション力」が強調されているのも理由の一つです。

就活での活用法としてはESで「学生団体でのプレゼン経験」「コンペでの企画採用」など成果を示し、面接では実際に5分で要点を整理して話すトレーニングの成果を見せたり、GDや面接での場のまとめ役（ファシリテーション）を担った実績は強い武器になると思います。

博報堂の事業内容などの詳細

博報堂は「生活者発想（＝生活者視点）」を基点に、クリエイティビティを通じて社会や企業に新しい価値を提供することを標榜している企業です。

従来の「広告代理業務」だけでなく、マーケティング戦略立案・事業設計・データ活用・制作実行などを含む統合的ソリューションをグループ横断で提供する方向性を強めております。

特にデジタル化・DX（デジタルトランスフォーメーション）やデータドリブン・AI活用といった先端領域を、広告・プロモーションと融合させていく動きが、近年の戦略軸とされております。

また、博報堂は持株会社構造である 博報堂DYホールディングス の中核企業の一つであり、広告・媒体運用・制作系子会社群と連携して事業を構築しているのも特徴的です。

こうした立ち位置のもと、具体的なサービスを以下にて説明致します。

【マーケティング・戦略企画】

クライアント企業のマーケティング課題を起点に、分析・戦略立案を行うサービス・生活者調査・インサイト抽出／ブランド戦略策定／統合マーケティング設計／マーケティングコンサルティングなど。

【クリエイティブ・コンテンツ制作】

広告・プロモーション表現の企画・制作・演出、CM・映像制作、コピー・ビジュアル制作、グラフィック、アニメーション、インタラクティブコンテンツ、VR／AR／XR表現など。

【メディア・コンテンツ運用】

広告枠の選定・買付け、メディア運用・最適化、メディア企画、メディアプランニング、媒体提案、広告効果分析、コンテンツ企画・タイアップ／編集・運営支援など。

【デジタルマーケティング / データ活用】

Web・SNS領域、データ基盤、DX設計、プラットフォーム利用、デジタル広告配信、CRM設計、CDP／DMP構築、データ分析、AI／機械学習活用、オウンドメディア運営、XR／メタバース関連活用など。

【統合プロモーション・アクティベーション】

広告＋体験型・接点型プロモーションを統合的に設計・実行、イベント企画・運営、リアル空間体験設計、店頭プロモーション、販促施策設計、O2O施策など。

【コンサルティング / 組織変革支】

マーケティング以外の企業変革支援、ブランド構築、組織改革・人材育成、内部ブランディング、業務プロセス改革、グローバル展開支援など。

博報堂が他社との差別化を図るために取り入れているサービス面での特徴・強みをいくつか挙げます。

• 一気通貫型／フルファネル支援

単なる広告出稿だけでなく、生活者接点の下流（接触）から上流（購買・継続）までを含めた フルファネル型マーケティング を志向しています。

たとえば、広告促進 → 顧客データ取得 → CRMフォロー → 再購買促進施策といった流れを自社内・グループ間で統合して設計できる体制を持っております。

• 強いクリエイティビティと表現力

博報堂は伝統的に「クリエイティブ力」を強みの核と位置づけており、生活者インサイトを起点にしたアイデア創出・表現設計を重視しており、国内外の広告賞受賞実績も多く、業界内で表現力・感性力が強い評価を受けることがしばしばあります。

また、映像・ビジュアル・新技術表現（XR・MR・メタバースなど）への拡張も進めており、技術と表現の融合を通じて差別化を図っております。

• デジタル・データドリブン体制

従来型マス広告領域から、デジタル広告・データ活用領域へのシフトを積極的に進めており、具体的にはデータ分析、CDP／DMP、AI・機械学習応用、プラットフォーム設計・運用といった技術基盤を活用して、広告効果最適化・ターゲティング精度向上を目指しております。

また、グループ内にデジタル系子会社や専門子会社を配置しており、専門性を持った人材と技術基盤を確保しております。

• 統合型提案・ソリューション型営業力

広告代理店型の枠組みにとどまらず、「課題 → 解決設計 → 実行 → 効果分析 → 改善」まで伴走するソリューション型提案を志向しており、クライアントに対しては広告・販促・イベント・データ活用など複数ソリューションを束ねて提案することで、横断的インパクトを目指すケースが多いです。

また、統合プロモーション・アクティベーション・体験設計も含んだ “接点創造” を重視しております。

• 先端技術活用・イノベーション志向

XR／AR／VR 表現、メタバース空間、インタラクティブコンテンツなど、先端技術を広告・体験に持ち込む試みを行っており、オープンイノベーションや共創プラットフォーム事業支援などに参画し、社外連携を通じて新たなビジネス創出支援を行う体制も持っております。

博報堂の企業情報

会社名	株式会社 博報堂
創業	1895年（明治28年）10月6日（設立：1924年2月11日）
資本金	358億48百万円
従業員数	3,711名（2024年4月1日現在）
代表取締役社長	水島正幸
本社所在地	〒107-6322 東京都港区赤坂5丁目3番1号 赤坂Bizタワー
連絡先	03-6441-8111
許可番号	警備業認定（1号警備～4号警備)  東京都公安委員会第30002935号 警備業標識 建設業許可 東京都知事許可（特－3）第145138号 　建設業の種類　 　　建築工事業、大工工事業、屋根工事業、鋼構造物工事業、内装仕上工事業 一級建築士事務所登録  東京都知事登録第12555号