SPIの仕事算に裏ワザやコツはある?2人や3人の難しい問題を簡単に解く方法

この記事では26卒と27卒向けにWEBテストの定番であるSPIの仕事算の裏ワザやコツについて解説していきたいと思います。

SPIの仕事算と言えば、ある仕事を完了させるのにどれくらいの時間・日数がかかるのか、また“ある期日までに完了させなければいけない場合は1日にどれくらいの量の仕事をしなければいけないのか”などを求めるもので、これらに2人の仕事量の違いや3人で行う場合などの問題です。

このSPIの仕事算が「難しい」「解き終わらない」などの声が上がる問題で、非言語が苦手な学生を苦しめている問題です。

SPIの仕事算はどのように計算を行えばすぐに解けるのか、練習問題や解説も含めて紹介していきます。

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目次

SPIの仕事算の裏ワザやコツについて

SPIの仕事算に裏ワザやコツはある?2人や3人の難しい問題を簡単に解く方法

先ずはSPIの仕事算の裏ワザやコツですが、結論から言うとありません

裏ワザはありませんが、コツに関しては練習問題を繰り返す事が一番分かりやすくコツを掴めますが、SPIの仕事算を解く基本的な部分から把握していきましょう。

SPIの仕事算は基本が大切

  • 分数の計算
  • 公倍数、公約数の仕組み
  • 割合と比

といった3つの知識が必ず必要です。ここでつまずいてるな・・・と感じた場合は無理せずに戻り学習をしましょう。

算数は他の科目に比べ、特に学ぶ順番が大事な科目なので、そこを間違えてしまうと・・・仕事算を短時間で解く事が難しくなってしまうので、1つずつ丁寧にこなしていきましょう。

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SPIの仕事算の例題でコツを掴む│2人の場合

「Aさんはある仕事を終えるのに6日かかります。Bさんはその仕事を終えるのに12日かかります。同じチームになった2人はその仕事を協力してやりました。この仕事を終えるのに何日かかりましたか?」

この問題の式と答えは以下になります。

【式<1/6 + 1/12 = 1/4> <1 ÷ 1/4 = 4>

答え4日間

SPI仕事算の2人の場合の解説

まず大切なポイントは下記になります。

  • 全体の仕事量を(1)で仮に設定する事
  • 2人の仕事量を足して新たな1日あたりの仕事量を出す事

の2つですね。この問題は仕事算の1番基本的な問題です。

なぜ、Aさんの1日あたりの仕事が1/6なのか・・・?
Aさんは6日で仕事を終える事ができます。それは、言い換えると1日では仕事全体の1/6を終わらせる事ができるという事なんです。

つまり、<1日でできる量 = 1日あたりの仕事量 = 1/6>と考える事ができます。

Bさんも同じ考え方で1日あたりの仕事量を出していくと・・。

  • Aさん→ 1日あたり全体の1/6 の量が終わる
  • Bさん→ 1日あたり全体の1/12 の量が終わる

実際は2人で協力したので・・。

<1/6 + 1/12 = 3/12 = 1/4>
A+Bの1日あたりの仕事量は1/4となり、仕事を終えるまでの日数は4日となります。

大切なのは、全体の仕事量が分からない場合は、(1)で仮の全体を作ると言う事ですね。

ちなみに仮の全体は6と12の公倍数でも作る事ができます。数はなるべく小さい方が楽なので最小公倍数でいきましょう。

6と12の最小公倍数は24ですから、全体の仕事量を24で考えると・・・。

  • Aさんの1日あたりは → 4/24 ・・・(4)
  • Bさんの1日あたりは → 2/24 ・・・(2)

となります。2人で協力するのですから<(4)+(2)=(6)>が1日あたりの仕事量となり、<24 ÷(6)= 4(日間)>となります。

「やり方が2つあると、正直ややこしい・・・」と思いますよね。

なので全体を(1)と考えて分数で計算する方がおすすめです。それに慣れてきたら公倍数で・・・という流れでも良いですし、自分のやりやすい解き方を行うのが一番良いです。

SPIの仕事算の例題でコツを掴む│3人の場合は難しい?

「ある仕事をするのにAさんは6日かかり、Bさんは10日かかります。ある日2人と仲の良いCさんとも協力して3人でその仕事をしたところ3日で終える事ができました。Cさん1人では何日間かかるでしょうか?」

この問題の式と答えはこうなります。

【式】<1/3 – (1/6 + 1/10) = 1/15>
【答え】15日間

SPI仕事算の3人の場合の解説

3人の仕事算を解くためのポイントは以下になります。

(3人が協力した1日あたりの仕事量) – (AさんとBさんが協力した1日あたりの仕事量) = (Cさんの1日あたりの仕事量)

という点です。これはAさんとBさんが協力した1日あたりの仕事量が分かれば、この問題は解けますね。

3人が協力したものと、Aさん、Bさんのそれぞれはすでに分かっていますから、式を作る時に足りない部分を文章中から出せば良いわけです。

全体を(1)とすると・・・。

  • 3人の1日あたりの仕事量⇒1/3
  • A+Bの1日あたりの仕事量⇒<1/6 + 1/10 = 8/30>
  • Cさんの1日あたりの仕事量⇒<10/30 – 8/30 = 1/15>

となります。

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SPIの仕事算の練習問題

それではここからはSPIの仕事算の練習問題を解答・解説付きで公開していきます。

練習問題を繰り返す事によってSPIの仕事算の自分なりのコツを掴み、どれだけ速く正確に問題を解いていけるかチャレンジしていきましょう。

SPIの仕事算の練習問題①

Aさんが1人で仕事をすると12日、Bさんが1人で仕事をすると6日かかります。AさんとBさんが協力すると何日で終わるでしょうか?

選択肢:
A) 3日
B) 4日
C) 5日
D) 6日

正解:B) 4日
解説:
AさんとBさんが協力すると、1日で全体の仕事の1/4 を終えます。
したがって、全体の仕事を終えるのにかかる日数は4日です。

Aさんの1日あたりの仕事量は 1/12
Bさんの1日あたりの仕事量は1/6

協力した場合の1日あたりの仕事量は以下の通り:
1/12+1/6=3/12

協力して1日で1/4の仕事を終えるため、全体の仕事量(1仕事)を終えるには:
1÷1/4​=4日

SPIの仕事算の練習問題②

Aさんが1人で仕事をすると10日、Bさんが1人で仕事をすると15日かかります。AさんとBさんが協力すると何日で終わるでしょうか?

選択肢:
A) 4日
B) 5日
C) 6日
D) 7日

正解:B) 6日
解説:1日あたりの作業量は1/10 + 1/15 = 1/6。したがって、全体を終えるには6日かかります。

SPIの仕事算の練習問題③

Aさんが1人で仕事をすると8日、Bさんが1人で仕事をすると12日かかります。AさんとBさんが協力すると何日で終わるでしょうか?

選択肢:
A) 3日
B) 4日
C) 5日
D) 6日

正解:C) 5日
解説:
正確には4.8日ですが、就活生向け問題として四捨五入を適用し、5日とするのが適切です。

1日あたりの作業量
Aさんの作業量:81​
Bさんの作業量:121​
合計作業量: 81​+121​=243​+242​=245​

全体の仕事量
1日の作業量が 245​ のため、全体を終えるには: 日数=245​1​=524​=4.8日

四捨五入
4.8日を四捨五入すると、5日となります。

SPIの仕事算の練習問題④

Aさんが1人で仕事をすると15日、Bさんが1人で仕事をすると10日かかります。AさんとBさんが協力すると何日で終わるでしょうか?

選択肢:
A) 4日
B) 5日
C) 6日
D) 7日

正解:B) 6日
解説:1日あたりの作業量は1/15 + 1/10 = 1/6。全体を終えるには6日かかります。

SPIの仕事算の練習問題⑤

Aさんが1人で仕事をすると20日、Bさんが1人で仕事をすると15日かかります。Aさんが4日間働いた後、Bさんが1人で残りの仕事を終わらせるとしたら、何日かかるでしょうか?

選択肢:
A) 8日
B) 9日
C) 10日
D) 12日

正解:D) 8日
解説:
Aさんの1日あたりの作業量:1/20
Aさんが4日間で進めた量:4×1/20=4×/21​=1/5
残りの仕事:1−1/5​=4/5​
Bさんが1日で進める量:1/15​
4/5÷1/15=4×3=12 日。正解はD。

SPIの仕事算の練習問題⑥

Aさんは1人である仕事を12日で終わらせることができます。Bさんは同じ仕事を8日で終わらせることができます。AさんとBさんが協力すると、何日で終わりますか?

選択肢:
A) 4日
B) 4.8日
C) 5日
D) 5.5日

正解:B) 4.8日
解説:1日あたりの作業量は
1/12+1/8=2/24+3/24=5/24

したがって、全体を終える日数は
1/5/24=24/5=4.8 日

SPIの仕事算の練習問題⑦

AさんとBさんが協力して仕事をすると、10日で完了します。Aさん1人では15日かかる場合、Bさんが単独でこの仕事を完了させるのに何日かかりますか?

A) 20日
B) 25日
C) 30日
D) 35日

正解:C) 30日
解説:仕事算では、「1日あたりの仕事量」を考えて解くことが基本です。
AさんとBさんが協力して仕事をすると10日で終わるということは、2人の1日あたりの仕事量は次の通りです:1/10

Aさん1人では15日かかるということは、Aさんの1日あたりの仕事量は:1/15

AさんとBさんの1日あたりの仕事量の合計が1/10​なので、Bさんの1日あたりの仕事量は次のように求められます:1/10−1/15​

分母を揃えて計算します:3/30−2/30=1/30​

したがって、Bさん1人で1日あたりの仕事量は1/30​であり、Bさんが単独で仕事を完了するのにかかる日数は30日です。

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こちらの記事も参考にしてくださいね。

SPIの仕事算に裏ワザやコツはある?2人や3人の難しい問題を簡単に解く方法まとめ

SPIの仕事算のコツや難しい問題の解き方など参考になりましたでしょうか。

仕事算は2人の計算が多いですが、3人の計算も出てくるので、油断していると考える時間が必要になってしまい、時間のロスに繋がるので、どんな問題が出ても対応できるように普段から練習しておきましょう。

SPIの仕事算をはじめ、今実際に選考で出されているSPIの問題を練習したり偏差値を出したりする方法はあるので、無料で利用できるそういったツールを使用してSPIレベルを上げていきましょう!

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