玉手箱・C-GAB言語【論理的読解(GAB形式)】問題 5

問題

以下の問題文を読んで、設問文1つ1つについてA・B・Cのいずれに当てはまるか答えなさい。

在宅勤務は、通勤時間を減らし、働く場所の自由度を高める点で大きな利点がある。一方、同じ制度を導入しても、その効果は仕事の内容や組織の運営方法によって異なる。個人で完結しやすい作業では集中しやすくなる場合があるが、頻繁な相談や共同作業が必要な仕事では、情報共有の仕組みが不十分だと意思疎通に時間がかかることもある。また、出社日数が少ないことと、働きやすさが高いことは同じではない。自宅に作業場所を確保しにくい人もいれば、対面での交流から得られる情報を重視する人もいるからだ。

したがって、在宅勤務を評価するときは、出社か在宅かの二者択一で考えるよりも、どの仕事をどの場所で行うと効果的かを検討する方がよい。制度の名称だけで成果を予測するのではなく、仕事内容、情報共有、個人の環境など複数の条件を見る必要がある。実際には、週に何日在宅にするかという回数だけでなく、会議の頻度、資料共有の方法、評価制度なども働きやすさに影響する。柔軟な働き方を実現するには、勤務場所だけでなく、仕事の進め方そのものを設計する視点が必要である。

A:文脈の論理から明らかに正しい。または正しい内容を含んでいる。
B:文脈の論理から明らかに間違っている。または間違った内容を含んでいる。
C:問題文の内容だけからでは、設問文は論理的に導けない。

(1) 在宅勤務の効果は、仕事内容や組織の運営方法によって異なることがある。

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【解答】A

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解説

(1)

本文には、

「同じ制度を導入しても、その効果は仕事の内容や組織の運営方法によって異なる」

と明記されています。

設問はこの内容を自然に言い換えているため、Aです。

【注意点】

本文の「異なる」に対し、設問は「異なることがある」とやや弱い表現にしていますが、本文と矛盾していません。

GABでは、表現の強さが本文より弱くなっていても、論理的に成立していればAになります。

(2)

本文には、

「出社日数が少ないことと、働きやすさが高いことは同じではない」

とあります。

また、自宅に作業場所を確保しにくい人や、対面での交流を重視する人もいると説明されています。

それに対して設問では、

「減らせば減らすほど」「すべての労働者」

としています。

これは本文の内容を過度に一般化しており、明確に矛盾します。

したがって、Bです。

【注意点】

「場合によって有効」と「すべての場合で有効」は同じではありません。

すべて・必ず・常に・~すればするほど

といった強い表現には特に注意しましょう。

(3)

本文では、

「情報共有の仕組みが不十分だと意思疎通に時間がかかることもある」

と述べています。

しかし、

「情報共有の仕組みが十分であれば、すべての仕事で生産性が向上する」

とは書かれていません。

情報共有が整っていることが生産性向上につながる可能性はありますが、本文だけではそこまで断定できません。

したがって、Cです。

【注意点】

この設問では、条件を逆向きに考えないことが重要です。

本文が、

「情報共有が不十分 → 意思疎通に時間がかかることがある」

と述べていても、

「情報共有が十分 → 必ず生産性が上がる」

とは導けません。

(4)

本文の最後に、

「柔軟な働き方を実現するには、勤務場所だけでなく、仕事の進め方そのものを設計する視点が必要である」

とあります。

設問はこの結論を正確に言い換えたものです。

したがって、Aです。

【注意点】

「勤務場所だけでなく」とあるので、勤務場所が重要ではないという意味ではありません。

勤務場所だけでは不十分で、仕事の進め方も必要

という意味です。


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