この記事では就活を行うにあたり、何社受けるのが理想的なのか、10社や3社しか受けないのは少ないのか、理系文系問わず、就活の現状について解説していきます。
就活は個人の活動であり、個人で戦うものなので、戦い方はそれぞれですが、就活を行っている学生がどういった活動をしているのかというのは平均で見えてきます。
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そういった平均的な就活の動向を参考にしつつ、就活で受けるべき会社の数などを紹介していきます。
【就活】3社や10社しか受けないのは少ない?
就活で3社や10社しか受けないのは少ないのか・・・結論から言うと、少ないです。
就活で1社目から内定がもらえる人ももちろん居ます⇒【就活】1社目で内定をもらう対策!あっさり内定を取る意外な方法 しかし、とにかく内定がもらえればOKというものではありません。
何となくで内定をもらい、就活を終えてしまうと、それは早期退職に繋がってしまう恐れがあります。
エントリー数の少なさは離職リスクにも繋がる?
厚生労働省が発表した産業別就職後3年以内の離職率を見てみましょう。
その他を抜かして見ると、宿泊業・飲食サービスと、生活関連サービス業、娯楽業の離職率が高いのが分かります。
退職をする理由は人それぞれだとは思いますが、せっかく新卒で入社した企業から早く退職してしまうのは勿体ないです。新卒で一度就職してしまうと、もう新卒とは言えばず、第二新卒となってしまうので、やはり大学3年生からの就活の時期にしっかりと企業を選び、何社も受けないと後悔してしまう結果に繋がる恐れがあります。
就活は内定を取る事が全てじゃない
内定を取るというのは就活の一つのゴールである事は間違いないですが、就活は内定が全てではありません。
- 自分がやりたい仕事
- 入社したい企業
- 入りたい業界
- やりたい職種
これらが定まっている人の方が少ないというのが現実ではありますが、例えば早慶やMARCH層などの学生は企業のレベルや知名度、年収などで就職先を決める事があると思いますが、こういった理由で就職してしまうと、3年以内離職の可能性が高くなってしまいます。
当社が行ったサマーインターンのアンケートでも、以下のように優遇を得る事が目的と答えた学生が非常に多かったです。
回答 | 総計 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
企業の職場の雰囲気や業務内容を知ること | 68名 | 21名 | 47名 |
「早期選考」など何らかの優遇を得ること | 49名 | 14名 | 35名 |
社員からのフィードバック | 24名 | 8名 | 16名 |
その他 | 14名 | 4名 | 10名 |
この事からも本来のインターンシップの目的をはき違えてしまっている学生が多いからこそ、離職率が高くなってしまっているのではないかと思われます。
それでは、3年後離職率を下げるためにも就活では何社エントリーするべきなのでしょうか。
【就活】10社しか受けないのは少ないなら平均何社受けるべきか解説
それではここからは、就活を行う就活生たちが平均して何社くらいの企業にエントリーを行っているのか、本当に就活で10社しか受けないのは少ないのかについて解説していきます。
株式会社ディスコが行う「2023年卒の7月1日時点の就職活動調査」を見てみましょう。こちらでは、選考別に就活生は何社受けているのか、平均値を紹介しています。
活動内容 | 活動社平均数 |
エントリー社数 | 26.9 社 |
企業セミナー参加社数 | 17.0 社 |
ES 提出 | 15.2 社 |
筆記試験 | 10.7 社 |
面接試験 | 9.2 社 |
内定社数 | 2.5 社 |
上記を見ると、実際に企業にES(エントリーシート)を提出したのが平均15.2社で、内定が2.5社となっている事から、平均して12.7社に落ちている事になります。
この事からも、就活で10社しか受けないのは少ないと言えます。平均値で見れば、10社受けて全て落ちてしまう可能性もあるので、そういった不安要素は少しでも消しておいた方が安心できますよね。
内定は複数社持っていて損はない
企業選びでどの企業に決めるかギリギリまで悩むためにも内定は複数個持っていて損はありません。
内定がない状態で悩んでいても、その企業の内定が取れるかどうか分からないので、どの企業にエントリーするかを悩むというよりは、気になる企業は片っ端からエントリーして、内定を獲得してから悩むので良いと思います。
色々な企業にエントリーし、選考が進むと共に企業研究を行い、その中で自分がやりたい事が見えてくる事もあるのでエントリーは積極的に行う事を推奨します。
それでは、実際に何社受ける事が理想的なのでしょうか。
就活は10社しか受けないのは少ない?理系文系問わず何社受けるべき?
就職先として理系や文系の関係が出てきますが、就活で何社受けるべきかは理系も文系も関係ありません。就活で10社しか受けない事が理系や文系にとって少ないのか、平均的なのか、解説していきます。
まずは先ほどと同じ株式会社ディスコが行う「2023年卒の7月1日時点の就職活動調査」を見てみるとこのような数字が分かります。
7月1日時点 | 全体 | 文系男子 | 文系女子 | 理系男子 | 理系女子 |
エントリー | 26.9 | 34.6 | 28.4 | 17.3 | 22.3 |
企業単独開催セミナー参加 | 17.0 | 18.9 | 20.0 | 12.2 | 14.3 |
エントリーシート提出 | 15.2 | 18.2 | 16.1 | 11.1 | 13.1 |
筆記・適性テスト受験 | 10.7 | 13.0 | 10.8 | 8.2 | 9.8 |
グループディスカッション受験 | 3.0 | 3.1 | 3.1 | 2.9 | 2.5 |
面接試験受験 | 9.2 | 10.7 | 9.8 | 6.9 | 8.0 |
うち、最終面接 | 3.3 | 3.5 | 3.3 | 3.0 | 3.3 |
内定社数 | 2.5 | 2.6 | 2.6 | 2.5 | 2.5 |
理系文系、性別問わず、やはりES(エントリーシート)提出はみんなそれぞれ10社以上行っています。一番少ないのが理系男子で11.1社となっていますね。
どうしても10社しか受けたくないんだ!という強い希望がある場合は、上記平均値で見ると理系男子であれば、10社しか受けなくてもうまくいけば内定が2社もらえるかもしれません。
しかし理系男子であれば、そのような賭け事のような事をせず、確実に内定を複数取れる計算で就活を行うのではないかと思われます。
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就活の理想は10社しか受けないのではなく、15社から20社受けるべき
平均から考えると、就活で受ける企業の数は15社から20社受ければ間違いないと思います。それは上記の表を見れば分かっていただけるかと思いますが、ES(エントリーシート)を提出する数です。
男女共に理系はES提出数が11.1社と13.1社で少な目ですが、文系になると18.2社、16.1社と多くなっています。
上記平均値を見ていると、ES提出で適性検査前に落とされているケースが目立つので、ESを企業に合わせてしっかり作り込めれば、内定率も上がってくるのではないかと思います。
ES(エントリーシート)の対策ももちろん必要
ES(エントリーシート)も手抜きをすると落とされてしまう可能性があるので、きちんと記載する事が大切で、ESの添削サービスも行っている就活エージェントの力を借りて対策をする事をおすすめします。
なので、就活エージェントの力を借りるのがベストですが、実際に選考を通過したESや、リアルタイムの選考状況、先輩方のインターンや本選考の体験談などは「就活会議」というサイトに掲載されているので、こちらを見るのも手です。
選考を通過したESや体験記が208,254枚もあるので参考になりますし、選考を通過するESの書き方も検証できるので、見て損はないですよ。「就活会議」公式ページはこちら⇒https://syukatsu-kaigi.jp/
「就活会議」を利用すればESの勝ちパターンが分かるので、正直利用しないのは損です。大手企業社員の口コミもあるので、入社後の社内の雰囲気なども分かるから調べてみてください。
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また、ES作りの自己PRなどは下記記事も参考にしてください。
- 【社会人基礎力診断】無料チェックシート
- ESすら通らない理由は2つ!インターンや大手でしくじるエントリーシートの落とし穴
- 【自己PRの短い例文】新卒の就活でESと面接対策になる例文一覧
- 自己PRの強み一覧!自分の強みがわからない就活生は役立ててください
- 自分の強み診断が無料で出来る!当たる長所診断について解説
- エントリーシート(ES)自己PRの例文と書き方!ですます口調と「である」口調どちらを使う?
- OB・OG訪問の正しいやり方、質問内容などまとめて解説
- 高学歴でも就活に失敗し負け組になる原因はコレ!ES落ちや面接落ちの早慶なども必見
就活で10社しか受けない場合の就職先企業の探し方
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【就活】10社しか受けないのは少ない!理系文系問わず何社受けるかまとめ
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