SPIの英語対策に！難しい無料練習問題集・過去問・例題を公開

この記事では27卒と28卒向けにWEBテストの定番であるSPIの英語対策のための難しい練習問題集や過去問、例題を会員登録なしで無料で公開します。

SPIの英語検査というのはそもそもテストセンターとペーパーテストでのみ出題される科目であり、これらのテストでも英語が出題されるのはレアケースと言えます。

SPI試験の英語がどのような企業で出題されるのか、英語が受けられる企業一覧も併せて紹介していきます。

【関連記事】

• SPIの英語があるかないか知る方法！テストセンター英語の有無確認まとめ
• SPIテストセンター英語の長文3つは高得点指標と言える？2つや4つの違いを解説

SPIの英語について解説

SPIの英語は冒頭でお伝えした通りテストセンターやペーパーテストでのみ出題される検査であり、英語を出題する企業もかなり限られています。

なのでSPIの英語と聞いてもピンとこないかもしれないですが、志望する企業のテストセンターで英語が出題された場合、鬼門になってしまうので対策は必須です。

SPIの英語問題の出題のレベルは中学から高校（大学受験）レベルです。

同意語、反意語、英英辞典は単語力がそのまま得点に結びつく分野なのでしっかりと単語を覚えておきましょう。

同意語	同じ意味の単語を選ぶ問題
反意語	反対の意味の単語を選ぶ問題
英英辞典	英文の説明に近い意味の単語を選ぶ問題
空欄補充	（　）内に適切な単語を入れる問題
整序問題	英単語を並べ替えて正しい文にする問題
誤文訂正	誤っている箇所を指摘する問題
英訳	日本文の意味を表す英文を選ぶ問題
長文読解	空欄補充や本文と一致する文の選択問題など、英語の長文読解問題

SPIの英語の高得点の目安

SPIの英語検査で高得点の目安となるのは、長文問題が4問以上出題される事です。

英語の長文問題は基礎的な知識がなければ解くことが難しいため、早期対策でどれだけ基礎固めができたかが重要になってきます。

そのため、長文問題が4問以上出題された場合は、高得点が取れていると判断して良いでしょう。

その他科目の高得点指標などはこちらの記事で詳しく紹介しているので、こちらの記事も参考にしてください。

• SPI高得点指標や7段階目安とチェックボックスとはどう関係するか解説
• SPIテストセンター英語の長文3つは高得点指標と言える？2つや4つの違いを解説

SPIの英語で正答率7割以上を狙う対策

SPIの英語は、学校英語やTOEICのように幅広い英語力を測定するものではなく、「限られた時間の中でどれだけ英語知識を効率よく処理できるか」を評価することを目的としています。

そのため、高度な英文読解よりも、語彙や文法の知識を瞬発的に呼び出す力が要求されます。

すなわち、英語の知識そのものを測るというより、既に覚えている語彙や表現を正確に再現できるかどうかが重視される試験なのです。

この特性から、最初に理解しておくべきことは「SPI英語は英語力の試験ではなく、正解に最速でたどり着く速度を測るゲーム」であるという点です。

英語が苦手な方でも、出題の傾向を押さえてよく出る語彙や表現を身につければ得点は確実に伸びますし、逆に英語が得意であっても、形式に対応していないと得点が伸びないことがあります。

7割以上の正答率を確保するためには、このSPI独自の設計思想を意識しながら勉強を進めることが非常に重要になります。

英語問題に対応するためには“よく出る単語を確実に覚える”ことが必須

SPI英語のほとんどは語彙問題で構成されており、もっとも得点源にしやすい一方、語彙を覚えていなければ手も足も出ない分野でもあります。

SPIでよく出る単語は、日常生活の英語とも、学校で学ぶ受験英語とも少し異なる傾向があります。

たとえば、TOEICほどビジネス寄りでもなく、大学受験ほど難解でもありません。ちょうど中間のようなレベルの単語が頻出し、実際には高校基礎レベルとTOEIC600点レベルの語彙が混ざったようなラインナップになっています。

語彙問題で7割以上を狙うためには、出題の傾向を踏まえて、使用頻度の高い単語を優先的に学ぶ必要があります。

SPIの語彙はある程度範囲が決まっているため、効率よく覚えれば短期間でも成果が出ます。

特に同義語・反対語の知識が問われるため、単語を覚える際には、意味を丸暗記するだけでなく、ニュアンスの対比や関連する単語と一緒に覚えることが効果的です。

そして、語彙学習で最も大切なのは「一定期間で繰り返す」という習慣です。人間の記憶は数日で薄れるため、一度覚えただけでは本番で再現できません。

同じ単語に複数回触れることで記憶が強固になり、短時間で正確に答えを導く力が身につきます。SPIはスピード重視の試験であり、単語を見た瞬間に意味が浮かぶことが求められるため、繰り返しの学習が必須になるのです。

文法問題を安定して解くためには“英文の構造を瞬間的に捉える感覚”を養う必要がある

SPIの文法問題は受験英語ほど複雑ではありませんが、知識を使って瞬時に解く力が求められます。

文法問題では、文の構造を正確に把握したうえで、空欄に入る語句や形式を判断する必要がありますので、単語暗記とは異なり、英語そのものの基礎理解が欠かせません。

文法問題で7割以上を確実に取るために重要なのは、「文を頭の中で瞬時に構造化する」感覚を養うことです。

たとえば、文の主語や動詞の位置を素早く特定し、時制がどうか、助動詞がどのように機能しているか、修飾語がどの語を説明しているかなど、英語の核となる要素を即時に見抜く力が必要になります。

この力は、長時間の勉強よりも、短い文を複数解いて慣れることで身についていきます。特にSPIでよく出る文法のパターンは決まっているため、文法書を広く読むよりも、SPI専用の問題集を反復した方が効率よく対策できます。

英語構造への慣れを養うことで、問題を見た瞬間に「この文はこういう構造だから、答えはこれになる」という流れを自然に描けるようになり、時間を節約しながら正答率を高めることができます。

長文問題で7割を取るためには“設問の先読み”と“情報の取捨選択”が鍵になる

SPI英語には短い英文を素早く読み取る形式の長文読解も出題されます。ここで重要なのは、文章をすべて丁寧に理解しようとするのではなく、問題を解くために必要な情報だけを素早く取りに行く姿勢です。

SPIは社会人基礎能力を見る試験であるため、長文読解でも、文章の細部ではなく全体の要点を把握する力が求められています。

長文で得点を安定させるためには、設問を先に読む癖をつけることが非常に有効です。設問を先読みすることで、何を探すべきかが明確になり、文章を効率よく読み進めることができます。

これはビジネス文章の読み方にも通じるスキルであり、SPIが意図している能力に近い読み方です。

また、長文ではある程度の推測も必要になります。英語の長文を読む際、すべての単語を完璧に理解しようとするのではなく、文脈から意味を推測しながら読む力を養うことが重要です。

長文問題は細かい部分よりも文章全体の流れをつかむことを評価するため、部分的に理解できない単語があっても、動揺せず流れを追う姿勢が結果的に正答率を高めることにつながります。

時間配分を最適化することで7割突破が“現実的な目標”になる理由

SPI英語は制限時間が短く、1問に時間をかけすぎると後半の問題を解き切れないことがあります。

そのため、7割以上を確実に取るためには、時間配分を意識した解き方を身につけることが欠かせません。特に語彙問題には慣れれば5秒以内に答えられるものが多く、ここで時間を節約することが、文法や長文に時間を回すための重要な戦略になります。

時間配分のスキルを向上させるためには、本番形式に近い問題を繰り返し解き、制限時間内でどれだけの問題を処理できるかを把握する必要があります。

自分の得意・不得意を把握することで、どの部分にどれだけ時間を使うべきかが明確になり、効率の良い試験運びが可能になります。

さらに、迷った問題に固執しない判断力も重要です。英語の問題は直感が役立つ場面も多く、時間をかけすぎるとミスのリスクが増えます。

一定時間考えて答えが浮かばない場合は、割り切って次に進む勇気が、最終的に高い正答率を生むことにつながります。

英語に苦手意識がある人ほど“反復学習”が得点を押し上げる

英語が苦手だと感じる方の場合でも、SPI英語は繰り返しの学習で確実に点数が伸びる試験です。

理由は、問題が似た形式で構成されているため、一度解いたことがあるタイプの問題が本番でも出題されやすいからです。

つまり、反復学習がそのまま本番の自信につながり、ミスを避ける精度が高まっていくのです。

反復には記憶定着という効果だけでなく、“問題の構造に慣れる”という効果も含まれています。英語の問題は形式に慣れると正答率が上がる特徴がありますので、同じ問題集を繰り返すことで、問題を見た瞬間に「このタイプはこう解く」という反応が自然にできるようになります。

この反射的な解答力こそがスピード勝負のSPI英語で7割以上を取るために欠かせない力です。

本番で動揺しないために“自分の型”を作っておくことの重要性

SPI英語で安定して7割以上の得点を取るためには、勉強だけでなく、本番の試験運びの中で自分なりのルールや手順を確立しておくことが重要です。

たとえば、語彙問題は先に解く、長文は設問を先に読む、文法問題は構造を先にチェックするなど、一定の手順を決めておくと、本番で焦らずに問題を処理できます。

試験本番では予想外の問題配置や時間のプレッシャーから動揺することがありますが、自分の型があるとその動揺を最小限に抑えられます。

特に英語に対して苦手意識がある方の場合、時間に追われることで焦りが生まれ、ケアレスミスにつながることが多いため、型を作ることは非常に重要です。

まとめ│SPI英語の7割突破は“正しい型”を身につければ誰でも実現できる

SPI英語で7割以上を確実に取るためには、語彙力の強化、文法理解の促進、長文処理のスキル、時間配分、さらには試験運びの型づくりまで、複数の要素をバランスよく高めていくことが必要です。

しかし、これらはすべて高度な英語力を必要とするものではなく、SPI特有の形式に合わせた学習を積み重ねれば誰でも習得できる力です。

SPI英語はやみくもに勉強するよりも、試験の構造を理解し、出題形式に沿った正しい対策を積むことで、短期間でも大きく伸びる分野です。焦らず、確実に、繰り返しの学習で慣れていくことが、安定した7割突破への最短ルートとなります。

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SPI英語対策に！難しい練習問題集・過去問・例題を無料公開

それでは早速SPIの英語対策として練習問題集を無料公開していきます。

SPIの英語は過去問や例題も少ないと思うので、この練習問題でボーダー突破のために役立てていただければと思います。

SPI【英語対策】無料練習問題1

次の単語と最も意味が近いものを選びなさい。

Conscientious

A. Careless
B. Diligent
C. Indifferent
D. Reckless

SPI【英語対策】無料練習問題2

次の単語と最も反対の意味を持つものを選びなさい。

Ephemeral

A. Brief
B. Permanent
C. Fleeting
D. Transient

SPI【英語対策】無料練習問題3

次の単語の意味として最も適切なものを選びなさい。

Meticulous

A. Careful and precise
B. Lazy and indifferent
C. Strong and courageous
D. Generous and kind

SPI【英語対策】無料練習問題4

次の文の空欄に最も適した語を選びなさい。

The company decided to __ the outdated policy to align with the new regulations.

A. Maintain
B. Abandon
C. Revise
D. Ignore

SPI【英語対策】無料練習問題5

次の単語を並べ替えて正しい英文を作りなさい。

important / is / understanding / aspect / business / an / communication / in.

A. Communication is an important aspect in understanding business.
B. Understanding business is an important aspect in communication.
C. An important aspect in business is understanding communication.
D. Business communication is an important aspect in understanding.

SPI【英語対策】無料練習問題6

次の文の誤りを見つけて訂正しなさい。

She suggested to go to the conference next week.

A. She
B. Suggested
C. To go
D. Next week

SPI【英語対策】無料練習問題7

次の日本語を英語に訳しなさい。

「そのプロジェクトは予定通りに進んでいる。」

A. The project is proceeding as planned.
B. The project is moving forward quickly.
C. The project is progressing too slowly.
D. The project has been delayed.

SPI【英語対策】無料練習問題8

次の文章を読んで、質問に答えなさい。

Effective leadership requires clear communication, the ability to delegate, and a vision for the future. Leaders must inspire their teams and make strategic decisions to drive success.

リーダーに必要とされるものとして 含まれていないものを選びなさい。

A. 明確なコミュニケーション
B. 権限移譲の能力
C. 財務の専門知識
D. 将来のビジョン

SPI【英語対策】無料練習問題9

次の単語と最も意味が近いものを選びなさい。

Impartial

A. Biased
B. Fair
C. Subjective
D. Prejudiced

SPI【英語対策】無料練習問題10

次の文の空欄に最も適した語を選びなさい。

The CEO emphasized the need for __ in all business operations.

A. Efficiency
B. Ambiguity
C. Hesitation
D. Delay

SPI【英語対策】無料練習問題11

次の単語と最も反対の意味を持つものを選びなさい。

Diligent

A. Attentive
B. Hardworking
C. Enthusiastic
D. Lazy

SPI【英語対策】無料練習問題12

次の文の空欄に最も適した語を選びなさい。

The manager tried to __ the situation by speaking calmly and reassuring the employees.

A. Exacerbate
B. Alleviate
C. Complicate
D. Dismiss

SPI【英語対策】無料練習問題13

次の日本語を英語に訳しなさい。

「その会社は新しい市場に進出する計画を立てている。」

A. The company is struggling to survive in a new market. 
B. The company is reducing its business in a new market.
C. The company is planning to expand into a new market.
D. The company is hesitating to invest in a new market.

SPI【英語対策】無料練習問題14

次の文の空欄に最も適した語を選びなさい。

The new policy aims to __ workplace efficiency and reduce unnecessary costs.

A. Hinder
B. Enhance
C. Complicate
D. Ignore

SPI【英語対策】無料練習問題15

次の単語と最も反対の意味を持つものを選びなさい。

Mandatory

A. Compulsory
B. Optional
C. Essential
D. Required

SPI【英語対策】無料練習問題16

次の文章を読んで、質問に答えなさい。

The company’s recent expansion has led to increased revenue but also higher operational costs. To maintain profitability, management is considering cost-cutting measures such as reducing unnecessary expenses and renegotiating supplier contracts.

会社の収益性を維持するために考えられている対策はどれか？

A. より多くの従業員を雇用する
B. 製品価格を引き上げる
C. 新しい市場に拡大する
D. 不要な費用を削減する

SPI【英語対策】無料練習問題17

次の単語を並べ替えて正しい英文を作りなさい。

business / crucial / a / for / strategy / is / having / successful.

A. A successful business is having crucial for strategy.
B. Having a crucial strategy is business for successful.
C. Having a crucial strategy is crucial for a successful business.
D. Business strategy having is crucial for a successful.

SPI【英語対策】無料練習問題18

次の単語の意味として最も適切なものを選びなさい。

Resilient

A. 壊れやすい
B. 柔軟で強い
C. 弱くて受動的な
D. 活動していない

SPI【英語対策】無料練習問題19

次の単語と最も意味が近いものを選びなさい。

Prudent

A. Reckless
B. Careless
C. Impulsive
D. Cautious

SPI【英語対策】無料練習問題20

次の単語と最も反対の意味を持つものを選びなさい。

Scarce

A. Abundant
B. Limited
C. Insufficient
D. Rare

SPI【英語対策】無料練習問題21

次の文の空欄に最も適した語を選びなさい。

The team was able to __ the crisis by making quick and effective decisions.

A. Ignore
B. Worsen
C. Avoid
D. Provoke

SPI【英語対策】無料練習問題22

次の日本語を英語に訳しなさい。

「その会社は従業員の働きやすさを優先している。」

A. The company prioritizes employee convenience.
B. The company prioritizes employee comfort.
C. The company ignores employee well-being.
D. The company discourages employee productivity.

SPI【英語対策】無料練習問題23

次の文の空欄に最も適した語を選びなさい。

The scientist was able to __ new data that changed the entire research direction.

A. Hide
B. Forget
C. Disregard
D. Uncover

SPI【英語対策】無料練習問題24

次の単語と最も反対の意味を持つものを選びなさい。

Expand

A. Contract
B. Increase
C. Spread
D. Enlarge

SPI【英語対策】無料練習問題25

次の単語の意味として最も適切なものを選びなさい。

Adversity

A. 勝利
B. 困難
C. 成功
D. 繁栄

SPI【英語対策】無料練習問題26

次の文の空欄に最も適した語を選びなさい。

The manager’s decision was based on __ rather than speculation.

A. Instinct
B. Evidence
C. Guesswork
D. Opinion

SPI【英語対策】無料練習問題27

次の日本語を英語に訳しなさい。

「彼の説明は明確で理解しやすかった。」

A. His explanation was vague and difficult to understand.
B. His explanation was clear and easy to understand.
C. His explanation was confusing and misleading.
D. His explanation was lengthy and complicated.

SPI【英語対策】無料練習問題28

次の日本語を英語に訳しなさい。

「新しいシステムを導入することで、業務効率が大幅に向上した。」

A. The new system made work more difficult.
B. The new system significantly improved work efficiency.
C. The new system had no effect on productivity.
D. The new system delayed operations.

SPI【英語対策】無料練習問題29

次の文章を読んで、質問に答えなさい。

In recent years, many companies have started implementing four-day workweeks as a way to improve employee productivity and work-life balance. Studies show that employees who work fewer hours tend to be more focused and efficient. Additionally, companies adopting this model report lower employee turnover and higher job satisfaction. However, some industries, such as healthcare and customer service, may find it difficult to apply this model due to the need for continuous operation.

四日間労働制を導入した企業が報告しているメリットはどれか？

A. より高い運営コスト
B. 従業員の離職率の増加
C. より高い仕事の満足度
D. 生産性の低下

SPI【英語対策】無料練習問題30

次の文章を読んで、質問に答えなさい。

With the rise of remote work, companies are now focusing on creating flexible work environments. Studies have shown that employees who have the option to work remotely report higher job satisfaction and productivity. However, some businesses are concerned about maintaining effective communication and collaboration among remote teams. As a solution, many organizations have adopted advanced communication tools and virtual team-building activities.

企業が直面している課題として最も適切なものはどれか？

A. 適切なスキルを持つ従業員を見つけること
B. リモートチーム内での効果的なコミュニケーションを維持すること
C. 従業員のためのオフィススペースを増やすこと
D. リモートワーカーの数を減らすこと

SPIの英語の練習問題を繰り返す事で得られるメリット

SPI英語は、一般的な受験英語やTOEICのように幅広い文脈を理解する能力を問う試験ではなく、限られた範囲の語彙や文法、短文構造の処理を短時間で行うことを目的とした適性検査です。

そのため、学習の質よりも「慣れ」が結果に直結する性質を強く持っています。出題範囲も比較的狭く、類似の問題が形式を変えて繰り返し出題される傾向があり、練習を重ねるほど「見覚えのある問題」に出会いやすくなるという構造になっています。

英語力そのものが高くなくても、SPI特有のパターンに触れている回数が多いほど、瞬時に意味を把握し、短時間で正解に到達できるようになります。

つまり、勉強量よりも反復による「処理スピード」や「問題形式への適応」が成績を大きく左右します。

この試験特性から、SPI英語は繰り返し練習するほど伸びやすく、努力がそのまま点数として反映される分野と言えるのです。

だからこそ当サイトではSPIの英語の問題数をしっかりと無料で公開しているので、何度も繰り返し練習を行っていただけたらと思います。

語彙の定着が“瞬間的な認識”へと昇華し、時間短縮につながる

SPI英語で最も顕著な反復効果が現れるのが語彙力です。語彙は一度覚えただけでは短期記憶にしか残らず、数日経つと曖昧になってしまい、本番では瞬間的に意味を思い出せないことがあります。

しかし、繰り返し同じ語彙に触れることで、短期記憶から長期記憶へと移行し、さらに長期記憶の中でもレベルの高い「即時想起」に到達します。

これは、単語を目にした瞬間に意味が脳裏に浮かぶ状態で、SPIのようなスピード試験では極めて重要な能力です。

語彙問題は一問あたりの思考時間が短いほど得点源となりやすく、反復によって瞬時に判断できる単語が増えると、およそ数秒以内で解ける問題が大幅に増加します。

これによって時間に余裕が生まれ、文法や長文に割ける時間が増えるため、総合的な正答率の向上につながります。

繰り返し語彙に触れることで、単語帳をめくって意味を確認する作業は、やがて無意識のうちに判断できる反射的な処理へと変化し、これがSPI英語のパフォーマンスを格段に引き上げる要因となります。

文法の“型”が身体化され、構造理解が高速化する

SPIの文法問題は大きなバリエーションがあるように見えて、実際には出題される構造が限られています。

反復練習を重ねることで、文法知識が単なる暗記の域を超え、英文の構造を見た瞬間に自然と正しい答えを思い浮かべられるようになります。

この状態は、スポーツにおけるフォームの定着や、楽器演奏における指の動きの自動化と同じで、何度も同じパターンを繰り返しているうちに、文法処理が身体化していきます。

特に、時制の一致、助動詞の用法、関係詞の位置、前置詞の使い分けといったよく出る文法は、繰り返し学習することでパターンが明確になり、意識せずとも正しい形を選択できるようになります。

こうした無意識レベルの文法処理は、時間制限が厳しいSPI英語で非常に大きな強みとなります。反復練習によって文法が体に染み込み、文章を読む際に自然と構造を認識できるようになることで、結果として全体の処理速度が上がり、安定した正答率の確保につながります。

長文読解の“情報抽出能力”が磨かれ、必要な部分を素早く見抜けるようになる

SPI英語の長文問題は、文章量に比べて制限時間が厳しく、すべてを丁寧に読むのではなく必要な情報だけを効率的に抽出する能力が求められます。

反復練習を行うことで、文章を読む際にどの部分に注目すべきか、どの表現が設問のポイントになりやすいかが自然と見えてくるようになります。

この情報選別の感覚は、問題数をこなす中で少しずつ磨かれるもので、最初から身に付いているものではありません。

繰り返し練習することで、同じような文章構造や設問のパターンに触れる機会が増え、長文の中で必要な情報がどこに書かれているかを予測しながら読む力が身につきます。

また、同じジャンルの英文や似た語彙が登場するため、文章全体の流れを掴みやすくなり、読解のスピードが向上します。この「慣れ」は一度身につくと本番でも大きな武器となり、短時間で正確に解答するための強力な土台となります。

問題形式への慣れが“ミスの減少”と“安定したパフォーマンス”を生む

SPI英語を繰り返す最大のメリットの一つに、問題形式に対する慣れが挙げられます。

問題の形式に慣れていない状態では、正しい知識があっても問題文の読み方や設問の意図を把握するのに時間がかかり、ケアレスミスが起きやすくなります。

しかし反復練習によって形式に慣れてくると、問題文を見た瞬間にどう解くべきか判断できるようになり、無駄な思考の寄り道がなくなります。

また、問題集を繰り返していると、自分がどのタイプの問題でミスしやすいのかが明確になります。

例えば、似た意味の単語を混同しやすい場合や、前置詞の使い分けで曖昧な部分がある場合など、自分の弱点が浮き彫りになります。この弱点を一つずつ潰していくことで、ミスが減り、自然と正答率が高まります。

反復練習は弱点の強化にも直結するため、安定した結果を生みやすくなることが大きなメリットです。

繰り返しによる“自信の蓄積”が本番でのメンタルを安定させる

学習において心理的な安定は得点に大きな影響を与えます。SPIのように時間制限の厳しい試験では、焦りや緊張がミスを誘発しやすく、普段の力を十分に発揮できないことも少なくありません。

しかし、十分に繰り返し練習していると、「この形式は何度も見た」「この問題の解き方は知っている」という安心感が生まれ、本番でも落ち着いて取り組むことができます。

自信は練習量に比例します。優れた英語力よりも、繰り返し問題をこなした経験の積み重ねのほうが、本番での安定につながる場合が多く、特に不安を感じやすい方ほど反復練習の心理的効果は大きく現れます。

焦らず、自分のペースで問題を処理できるようになると、試験中の精神的な揺れが少なくなり、結果として得点も高くなります。

処理速度の向上が“時間不足の解消”につながり、全体の得点率を押し上げる

SPI英語で多くの受験者がつまずくポイントのひとつが時間不足です。特に語彙や文法で悩む時間が長いほど、長文の時間が削られ、後半で焦りが生じることがあります。

しかし、繰り返し練習することで、語彙を瞬時に認識し、文法の構造を一瞬で理解できるようになるため、全体の処理速度が大きく向上します。

処理速度が上がると、時間に余裕が生まれ、長文でも落ち着いて読むことができ、それが正答率の向上につながります。

SPI英語では「速さ」がそのまま「正確さ」を生む場面が多く、反復練習によって処理速度を高めることは非常に大きなメリットになります。

まとめ│SPI英語は繰り返せば繰り返すほど点数が伸びる“反復型の試験”である

以上のように、SPI英語を繰り返し練習することには、語彙の定着、文法の身体化、長文の情報抽出能力の向上、ミスの減少、時間不足の解消、そしてメンタルの安定など、多方面にわたるメリットがあります。

SPI英語は知識の量よりも形式への慣れが強く影響するため、反復こそが最も効果的で確実な対策となります。

繰り返し学習を行うことで、知識が強固になり、問題の構造を見た瞬間に正解に近づけるようになるため、英語が得意でない方でも努力がそのまま点数として現れやすい試験です。

反復練習こそがSPI英語の得点力を伸ばす最も有効な方法であり、続けるほど結果に直結する試験と言えます。

SPIの英語を受けられる企業一覧

それではここからはSPIの英語が受けられる企業を一覧で紹介していきます。

SPIの英語はどのような企業で出題されるのか・・・これを知っておけば英語に力を入れるべきか捨てて良いのか判断できると思うので、参考にしていただけると幸いです。

SPIの英語科目採用企業一覧

• 伊藤忠商事
• 三菱商事
• 丸紅
• 豊田通商
• 双日
• 伊藤忠丸紅鉄鋼
• 稲畑産業
• ゴールドマン・サックス
• 電通
• 三井不動産
• 三井不動産レジデンシャル
• コマツ
• カシオ
• 豊田自動織機
• アシックス
• YKKグループ
• 三菱重工業
• ブリジストン
• 成田国際空港
• 日本郵船
• 電通国際情報サービス(ISID)
• 森トラスト
• 国際石油開発帝石（INPEX）
• 日本ガイシ
• 日本航空（JAL）
• 全日本空輸（ANA）
• 中国電力
• 小野薬品工業  
• TBS
• アドヴィックス
• 日本ロレアル
• NTTコミュニケーションズ 
• TDK
• 神谷コーポレーション湘南
• 朝日インテック
• 信金中央金庫
• ニプロ　
• ポーラ
• Wismettacグループ
• ソニー
• 岡崎信用金庫
• オムロン
• ベストブライダル
• 一般社団法人　しんきん保証基金
• 西日本鉄道
• メタルワン　
• 京都農業協同組合
• マクニカ
• シミックヘルスケア・インスティテュート
• AGC

これらの企業になります。ただ注意していただきたいのは、これらの企業で毎年SPIの英語が出題されるわけではなく、過去に出題された事があるので、また出題される可能性がある企業という事です。

企業側も毎年SPIを採用しているわけではなく、玉手箱だったりGAB、TG-WEBになる時もありますし、職種によって適性検査が異なる事もあるので、必ずマイページから確認してくださいね。

SPIの英語対策に！難しい無料練習問題集・過去問・例題まとめ

SPIの英語対策として難しい練習問題集を無料で公開してきましたが、参考になりましたでしょうか。

英語問題はSPIに限った事ではなく、玉手箱やC-GABでも出題されますし、言語・非言語はどんぐりの背比べであっても英語問題で一気に差が付くと言われています。

それだけ英語科目が出題される企業で英語問題というのは重要なので、しっかりと対策を行うようにしましょう。