問題
次のア~オの文は、前半と後半の内容の関係によって、PとQの2つのグループに分けられる。
【P】
この方法を使えば、作業時間を短縮できる。ただし、細かな確認が不足しやすい。
【Q】
この方法を使えば、作業時間を短縮できる。空いた時間をほかの業務に充てられる。
ア.オンライン会議を利用すれば、移動にかかる時間を減らせる。その反面、参加者の細かな反応を読み取りにくくなる。
イ.商品の包装を簡素にすると、使用する資材を減らせる。廃棄物の削減にもつながる。
ウ.業務の一部を自動化すれば、単純な入力作業を減らせる。担当者は判断が必要な仕事に集中しやすくなる。
エ.商品の種類を増やせば、利用者の幅広い希望に応えられる。ただし、在庫の管理は複雑になる。
オ.意思決定を少人数で行うと、結論を早く出しやすい。一方で、多様な意見が反映されにくくなる。
Pのグループに属する文の組み合わせとして、最も適切なものを選びなさい。
1.ア・エ・オ
2.ア・イ・ウ
3.イ・ウ・エ
4.ア・ウ・オ
5.ウ・エ・オ
解答を見る
【解答】
1
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解説
この問題では、前半で示された方法や特徴に対して、後半が不利な面や代償を示しているのか、それとも同じ方向の効果や利点を示しているのかを見分けます。
Pの例文では、
- 作業時間を短縮できる
- 細かな確認が不足しやすい
という二つの内容が示されています。
作業時間を短縮できることは利点ですが、その一方で、確認が不十分になりやすいという不利な面も生じます。
したがって、Pは、一つの方法や選択に伴う利点と代償を対比する構造です。
一方、Qの例文では、
「作業時間を短縮できる」
↓
「空いた時間をほかの業務に充てられる」
という関係になっています。
後半は前半と反対の内容ではなく、前半の利点からさらに得られる効果を示しています。
したがって、Qは、前半の利点や効果が、後半の別の利点や効果につながる構造です。
それぞれの文を確認します。
- ア:移動時間を減らせるという利点がある一方で、参加者の細かな反応を読み取りにくくなるという不利な面がある。
→ 利点と代償を対比しているのでP - イ:包装の簡素化によって使用する資材を減らすことができ、それが廃棄物の削減にもつながっている。
→ 利点から別の利点へつながっているのでQ - ウ:自動化によって単純な入力作業を減らすことができ、その結果、担当者が判断の必要な仕事に集中しやすくなる。
→ 利点から別の利点へつながっているのでQ - エ:商品の種類を増やすことで幅広い希望に応えられる一方、在庫管理が複雑になる。
→ 利点と代償を対比しているのでP - オ:少人数で意思決定すると結論を早く出せる一方、多様な意見が反映されにくくなる。
→ 利点と代償を対比しているのでP
したがって、Pに属する文はア・エ・オです。正解は1です。
問題2では、前半から自然に予想される内容と、実際の後半の事実が食い違うかどうかを分類しました。
一方、この問題では、前半の利点が否定されているわけではありません。利点は成立したまま、同じ方法に伴う別の不利な面が示されています。
見分けるときは、後半の役割を次のように整理します。
「この利点によって、さらに別の利点が生まれる」
→ 効果の連鎖なのでQ
「この方法には、このような不利な面もある」
→ 利点と代償の対比なのでP
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