SPI構造把握【言語】問題 9

問題

次のア~オの文は、後半の内容が前半に対して果たす役割によって、PとQの2つのグループに分けられる。

【P】
この制度には利用しにくい点がある。申請できる期間が短く、必要な書類も多い。

【Q】
この制度には利用しにくい点がある。書類をそろえている間に申請期限を過ぎた人もいた。

ア.この仕事には難しい面がある。限られた時間内に複数の業務を正確に進めなければならない。
イ.この仕事には難しい面がある。複数の業務への対応が間に合わず、期限までにすべて終えられなかった担当者がいた。
ウ.この施設には不便な点がある。最寄り駅から遠いうえ、利用できるバスの本数も少ない。
エ.この施設には不便な点がある。バスの待ち時間が長く、駅まで歩いた利用者もいる。
オ.海外での生活には難しい面がある。言葉や生活習慣の違いに適応しなければならない。

Pのグループに属する文の組み合わせとして、最も適切なものを選びなさい。

1.ア・イ・ウ
2.ア・ウ・オ
3.イ・ウ・エ
4.ア・エ・オ
5.ウ・エ・オ

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【解答】
2

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解説

この問題では、後半が前半で述べた抽象的な内容の中身そのものを説明しているのか、それとも、その内容が実際に現れた具体的な出来事や事例を示しているのかを見分けます。

Pの例文では、

「制度の利用しにくい点」
=
「申請できる期間が短く、必要な書類も多いこと」

という関係になっています。

後半は、前半の「利用しにくい点」が具体的にどのような特徴を指すのかを説明しています。特定の人に起きた出来事を紹介しているわけではありません。

したがって、Pは、前半の抽象的な内容について、後半でその特徴や中身を具体的に説明する構造です。

一方、Qの例文では、

「制度には利用しにくい点がある」
↓
「書類をそろえている間に申請期限を過ぎた人がいた」

という関係になっています。

後半は、利用しにくさの特徴そのものを説明するのではなく、その利用しにくさによって実際に起きた出来事を示しています。

したがって、Qは、前半の内容が実際に現れた具体的な出来事・事例を、後半で示す構造です。

それぞれの文を確認します。

  • ア:仕事の難しさの中身として、限られた時間内に複数の業務を正確に進めなければならないことを説明している。
    → 抽象的な内容の中身を説明しているのでP
  • イ:複数の業務への対応が間に合わず、期限までにすべて終えられなかった担当者の事例を示している。
    → 実際に起きた出来事・事例なのでQ
  • ウ:施設の不便さの中身として、駅から遠いことと、利用できるバスの本数が少ないことを説明している。
    → 抽象的な内容の中身を説明しているのでP
  • エ:施設の不便さが実際に現れた例として、バスの待ち時間が長く、駅まで歩いた利用者を挙げている。
    → 実際に起きた出来事・事例なのでQ
  • オ:海外生活の難しさの中身として、言葉や生活習慣の違いに適応しなければならないことを説明している。
    → 抽象的な内容の中身を説明しているのでP

したがって、Pに属する文はア・ウ・オです。正解は2です。

この問題では、後半が具体的に書かれているというだけでは、PとQを区別できません。どちらのグループも、後半には具体的な内容が含まれています。

重要なのは、その具体的な内容が何を示しているかです。

  • 「難しい点・不便な点とは、具体的にどのような特徴か」を説明している
    → 内容そのものの説明なのでP
  • 「その難しさ・不便さによって、実際に何が起きたか」を示している
    → 出来事・事例なのでQ

見分けにくい場合は、後半の前に次の言葉を補って考えます。

「実際の例としては、~」
→ Q

「具体的な特徴としては、~」
→ P


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